LINE社が語る!LINE公式アカウント活用のためのID連携とLINEログイン~「NTTぷらら&LINEに学ぶ、”お客様の心をつかむ”メッセージ配信の極意」セミナーレポート前編

2022年5月25日(水)開催「NTTぷらら&LINEに学ぶ!LINEのID連携活用セミナー”お客様の心をつかむ” メッセージ配信の極意を語ります」のセミナーレポートを前編と後編に分けてお届けします。

本記事(前編)では、LINE株式会社熊田様によるセッション「第一部 LINE最新トレンドとID連携の仕組みをおさらい」をご紹介していきます。

LINEの最新トレンドはもちろん、LINE公式アカウントを有効活用するために知っておくべきLINEログインやID連携の仕組みについて、事例を交えてご紹介いただきました。

LINEログインで有効友だち数が約16倍になった事例や、デジタル会員証とセグメント配信でEC売上が5倍以上になった事例などもご紹介いただきましたので、是非ご覧ください。

▼セミナーレポート後編
5年でLINE経由の売上が4倍に!「ひかりTVショッピング」のLINE公式アカウント活用~運用体制・KPI設計・効果的なメッセージ配信とは?

様々な業種で活用が進むLINE公式アカウント

LINE公式アカウントは、LINEのトーク画面から、店舗や企業のアカウントの友だちになったユーザーに対してメッセージを届けることができるサービスです。

国内MAU9,200万人(※2022/03時点)の圧倒的なリーチ力とコミュニケーションアプリの特徴を活かした日々のメッセージ配信、One to Oneコミュニケーションによって、効率よくユーザーとの深い繋がりを実現できるものとなっています。

LINE公式アカウントとは

現在、LINE公式アカウントは業種・業態問わず幅広くご利用いただいており、認証済かつ毎月ご利用いただいているアクティブアカウントは約33万アカウント、さらに2020年の当月と比較して、YoYで132%成長しています。(2021/10時点)

様々な業種で活用が進むLINE公式アカウント

LINE公式アカウントはブランディングからCRMまでフェーズにあわせて活用

LINE公式アカウントは、目的にあわせて、これまで接点のなかったユーザーから、既にサービスを認知・利用したことのあるユーザーまで、幅広く友だちを獲得できる点が特徴です。

LINE公式アカウントをブロックされない限り、ユーザーに定常的にメッセージを届けられるので、ナーチャリングですとか、リピーター獲得につなげることも可能です。

そのため、ブランディングだけでなくユーザー一人ひとりの属性情報や行動履歴にあわせたダイレクトコミュニケーション、さらにはCRM施策まで、フェーズにあわせて活用いただいています。

LINE公式アカウントの活用シーン

Messaging API活用でさらに柔軟なコミュニケーションが可能に

パーソナライズされたメッセージの送信や双方向のコミュニケーションは、Messaging APIを活用することで実現できます。

また、LINEログインを活用したID連携促進や、自由なレイアウトのメッセージ(Flex Message)、ユーザーに合わせたリッチメニューなども可能になります。

Messaging APIの利用については、システムを自社開発することなく、ソーシャルPLUSをはじめ、LINE社のパートナー企業 が提供するツールの導入で、ぐっとハードルを下げた形で実現が可能となります。

LINE公式アカウント|APIを活用したコミュニケーションの活性化

ID連携とは?/ID連携で可能になるメッセージ配信の事例

次に本日のメインテーマであるID連携についてご紹介します。

ID連携とは、友だちのLINE User IDと自社サービスのアカウントの紐づけを行うことです。
ID連携によるアカウントの紐づけによって、LINEユーザーが自社サービスのどのユーザーなのかという判別ができるようになります。

そのため、ユーザーの属性情報や行動履歴などの情報に基づいて、以下のようなユーザーにあわせたメッセージ配信が可能になります。

  • 購入/申し込み完了メッセージの配信
  • カゴ落ちリマインド・再入荷通知
  • ポイント残高の通知
  • 過去の閲覧/購入情報・商品情報に基づいたレコメンド配信
  • 会員情報に基づいたメッセージ配信(誕生日など)
ID連携とは?/ID連携で実現できること

友だち全員に対する一斉配信と比較して、ユーザーのニーズにマッチしたセグメント配信ができることから、例えば、カートページを離脱したユーザーに対するリマインドメッセージではCTR40%を超える事例や顧客の状況にあわせて配信するステップ配信ではメールと比較したクリック率が17.9倍になる事例もあります。

また、ユーザー行動などのデータを活用して過去の閲覧/購入情報/商品情報に基づいたレコメンド配信を行うことで、LTV向上にもつながる事例も多数でています

カゴ落ちリマインド・再入荷通知メッセージの配信

LINEログイン導入のメリット

「ID連携」を促進するにあたって、欠かせないものの一つに「LINEログイン」があります。

LINEログインとは、LINEアカウントを利⽤して簡単に会員登録/ログインができるソーシャルログインの一つです。

LINEログインの特徴としては、ソーシャルログインにおける圧倒的なシェアが強みです。

SNSとしてのユーザー利用率の高さや、企業においての公式アカウントのニーズの高まりと比例して、ソーシャルログインのシェアも高い傾向にあります。

LINEログインをソーシャルログインとして利⽤することで、ユーザーはタップ一つで新規会員登録やログインが可能になるため、①ID連携の促進、②アカウントの友だち追加数増加、③新規会員登録率の向上が⾒込めます

LINEログインとは

では、具体的にLINEログインのメリットをご紹介していきたいと思います。

親和性/反応率の⾼い友だちを集められる~LINEログインで有効友だち数が約16倍に

LINEログイン経由で自動友だち追加機能を利用することによって、自社ECサイトの会員登録のフローの中で友だち追加ができるため、継続的に自社サービスと親和性の高い友だちを集め続けることができる点が、LINEログインのメリットの一つです。

LINEログイン~親和性/反応率の⾼い友だちを集められる

会員登録/ログイン時のユーザビリティ向上

また、LINEログインを利用すれば、LINEアカウントを利⽤してメールアドレスやパスワード入力をすることなく簡単に会員登録できます。

会員登録済ユーザーは自動ログイン(オートログイン)によって、LINEのメッセージやリッチメニューからログインした状態でWebサイトに遷移できるため、サービス利用頻度の向上が期待できます。

LINEログイン~会員登録/ログイン時のユーザビリティ向上

LINEのCRM活用~デジタル会員証とセグメント配信でEC売上が5倍以上に

最後に、デジタル会員証起点でのセグメント配信でECでの売上が5倍以上になったという事例をご紹介します。

この事例では、LINEログインを活用してデジタル会員証を発行。会員証の発行時に収集したユーザーデータをセグメント配信に活用し、親和性の高いメッセージ配信を行った結果、EC売上が5倍以上に成長しました。

LINEログインを活用したデジタル会員証とセグメント配信でEC売上が5倍以上に

さいごに

本記事(前編)では、LINE株式会社熊田様によるセッション「第一部 LINE最新トレンドとID連携の仕組みをおさらい」をご紹介しました。

後日、後編としてNTTぷららの山﨑様による「ひかりTVショッピング」におけるLINE公式アカウントの運用体制やKPI設計、セグメント配信など効果的なメッセージ配信活用事例についてご紹介予定です。

▼後編はこちら
5年でLINE経由の売上が4倍に!「ひかりTVショッピング」のLINE公式アカウント活用~運用体制・KPI設計・効果的なメッセージ配信とは?

※本記事は、2022年5月25日実施ウェビナー「NTTぷらら&LINEに学ぶ!LINEのID連携活用セミナー~ “お客様の心をつかむ” メッセージ配信の極意を語ります ~」を元に執筆しました。

▼アーカイブ動画はこちらにて公開中です。
アーカイブ動画:NTTぷらら&LINEに学ぶ!LINEのID連携活用セミナー~ “お客様の心をつかむ” メッセージ配信の極意を語ります ~

※記事の内容は掲載時点のものです。

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