当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。
隙間時間でのキャッチアップに是非お役立てください。
2023年7月は、Flex Messageの仕様のアップデートやLINEログインチャネルの2要素認証に関する続報をご紹介します。
他にも、LINE社公開の便利なコンテンツ、例えば、LINE広告のフォーマットごとの制作ポイント、LINEリサーチ関連の事例やコラムをまとめました。
LINE公式アカウント
「応答メッセージ」管理画面の改善
LINE Official Account Managerの応答メッセージの画面が改善されました。機能としての変更はないですが、総じて操作がわかりやすくなっています。
主な変更点は下記の通りです。
- 応答メッセージ画面の上部に「現在のステータス」欄が追加され、現在の動作状況を確認できるようになりました。
- 「キーワード」の設定項目を「応答タイプ」に変更し、キーワードを設定しないメッセージは「一律応答」、キーワードを設定するメッセージは「キーワード応答」の2つの項目に分けて、応答タイプに応じて設定できるようになりました。
- 「ステータス」の設定項目がなくなり、[利用開始]・[利用停止] ボタンでステータスを変更できるようになりました。
※参照:【仕様変更】「応答メッセージ」について
https://manager.line.biz/announce/20223502
応答メッセージを応用してチャットbotのようにする使い方も過去記事で紹介しておりますのであわせてご参考にしていただけると幸いです。
LINE広告
LINE広告アップデート情報 2023年7月について
LINE for Businessで既にまとめ記事がありましたのでここでご紹介します。
詳しくはLINE for Businessの記事を確認いただければと思いますが、以下4つのアップデートが紹介されています。
- SKAdNetwork計測のコンバージョンを対象とした自動入札(β)
- 広告グループのステータス学習中における進捗表示の変更(β)
- 詳細ターゲティングの追加
- 一部セグメント(趣味・関心/属性)の提供終了に関して
4つ目のアップデートである一部セグメントの提供終了についてはLINE広告の出稿をご検討されている方は是非チェックしてください。
LINE広告のクリエイティブサイズ フォーマットごとの制作ポイントを解説
仕様に関してのアップデートではないですが、LINE for BusinessにてLINE広告のフォーマットごとのポイント解説記事がリリースされています。
LINE広告のクリエイティブ作成時に役立つ以下の情報が一箇所にまとまっています。
- LINE広告の各配信面と対応フォーマット
- 各フォーマットのクリエイティブサイズと入稿既定
- クリエイティブ制作のポイント(静止画・動画)等
LINE広告は広告が表示される面によってクリエイティブのサイズが異なっており、入稿の際に複数のサイズを用意する必要があります。
それぞれのクリエイティブのサイズについて一覧で確認でき、便利だと感じたのでご紹介します。
LINE API
Flex Message Update 4がリリース
Messaging APIでメッセージ配信を行う際に、利用できるフォーマットであるFlex Message(※)にアップデートがありました。
Flex Messageは、複数の要素を組み合わせてHTMLに近い感覚でレイアウトを自由にカスタマイズできるメッセージタイプです。
※Flex Messageを送信する
https://developers.line.biz/ja/docs/messaging-api/using-flex-messages/
機能として追加されたものは下記の2つです。
- バブルに新しいサイズが追加された(deca, hectoの2つ)
- フォントサイズ設定に応じてフォントやアイコンを自動で拡大縮小できるようになった
バブルを変更することでFlex Messageの大きさを変更することができます。
Flex Messageは、Flex Message Simulatorにて簡単に試してみることも可能です。https://developers.line.biz/flex-simulator/
また、ボタン、テキスト、およびアイコンにscalingプロパティが追加されました。scalingプロパティにtrueを指定すると、LINEアプリのフォントサイズ設定に応じて、フォントサイズが自動的に拡大縮小されます。
なおFlex Message Simulatorの使い方は下記の記事でも解説しているのでご参考にしていただければと思います。
LINEログインチャネルの2要素認証の初期設定がonに
6月にリリースされたLINEログインチャネル側でLINEログイン時の2要素認証をonにできる機能について更新がありました。
今後新規に作成するLINEログインチャネルに関してはデフォルトで設定がonになります。
なお設定はoffにすることもできて、既存のチャネルについては特に影響がないようです。
セキュリティを考えると基本的には2要素認証をonにすることをおすすめします。
その他LINE関連ニュース
LINEリサーチ関連のコラムが多数リリース
7月はLINE for Businessで公開されたコラムや事例の中でLINEリサーチに関連するものが目立った月でした。
コラム:
- 【LINEリサーチ】 セルフ型アンケート活用法 『1問スクリーニング』の利用方法https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/lite_scr/
- 【LINEリサーチ】セルフ型アンケート活用法 『ターゲットオプション』で効率的にアプローチhttps://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190529/
- LINEのユーザーファーストを実現するリサーチ活用術【RESEARCH Conference2023 登壇レポート】
https://www.linebiz.com/jp/column/seminar-report/ResearchConf/
事例:
- 投資信託業界における大きな変化「NISAの制度改正」前に、国民の意識をLINEリサーチで調査
株式会社NTTデータエービック
https://www.linebiz.com/jp/case-study/line-research/nttdata-abic/
プレスリリース:
- LINEリサーチ、若年層の流行に関する定点調査(2023年上半期)https://www.linebiz.com/jp/news/20230712/
「LINEリサーチ」は、LINEリサーチのモニターに対して広く回答を集めることができる有料のサービスです。
LINEリサーチ
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
プランによって費用が分かれており1万円未満でできるものから数百万円のものまで用途に応じて利用することができます。
各コース料金
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/function/
尚、「LINEリサーチ」とは別に、LINE Official Account Managerには「リサーチ」という機能があります。
LINE Official Account Managerのリサーチは、LINE公式アカウント上から友だちに対してアンケートを送ることができる機能です。配信費用以外には追加で料金が発生することなく利用できます。
こちらはユーザー(友だち)の声を聞きたい時に活用いただける機能なのでぜひお試しください。
リサーチ
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/surveys/
まとめ
来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。
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