当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。
今月は、AI応答メッセージ機能終了、ショップカードが友だち限定になるアップデートなどをまとめてご紹介しています。
隙間時間でのキャッチアップにぜひお役立てください。
LINE公式アカウント
ショップカードが2024年2月にアップデート予定
LINE公式アカウントのショップカードがアップデートされる予定です。
ショップカードはLINE Official Account Managerにて利用可能で、スタンプカードのように来店や購入時にスタンプ(ポイント)を付与し、そのポイント数に応じてクーポンなどを発行することができる機能です。
主に店頭で紙のポイントカード、スタンプカードを提供している事業者などで活用されていました。
今回、「ショップカードの利用が友だち限定」になりました。
これまでショップカードの利用には友だち追加が必須ではありませんでしたが、アップデート後は友だち追加が必要となるため、ショップカード利用起点での友だち追加がこれまでよりも増える可能性があります。
また「ショップカードの表示」「ポイントの取得」「特典の利用」それぞれのタイミングで友だち追加されている必要があるため、一度ブロックされたとしても、ショップカードを利用するタイミングで再度友だち追加(ブロック解除)される可能性も高いです。
また、ショップカードの利便性をより向上させるためにデザインが刷新されます。
■【お知らせ】ショップカードのアップデートについて
https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20231107/
AI応答メッセージの機能提供が11月で終了に
過去のアップデートブログでもご紹介しましたが、11月29日にAI応答メッセージの機能が終了しました。
■AI応答メッセージの機能提供が終了(2023/11/29予定)
チャット機能を利用している場合は設定を確認してみてください。
LINE API
LINE Developersコンソールのデザインがリニューアル
11月1日からLINE Develoepersコンソールのヘッダーとフッターがデザイン変更されています。なお、機能面は特に変わっていません。
■変更前
■変更後
■参照:https://developers.line.biz/ja/news/2023/11/01/console-renewal/
【仕様変更】LINEミニアプリのサービスメッセージの通知にチャネル名が追加
LINEミニアプリのサービスメッセージに関するアップデートがありました。
LINEミニアプリのサービスメッセージとは、LINEミニアプリ上でのユーザーの操作(アクション)に対する確認や応答として、ユーザーが知っておくべき情報をLINEミニアプリから通知する機能です。
例えば、LINEミニアプリ上で「予約」があった際、予約完了や前日のリマインドといったサービスメッセージを最大5回まで送信できます。
■参照:https://developers.line.biz/ja/docs/line-mini-app/develop/service-messages/
LINEミニアプリのサービスメッセージのプッシュ通知において、チャネル名が表示されるようになりました。
プッシュ通知のテキストはユーザーにメッセージの内容を的確に伝え開封してもらうためにも重要な要素です。
LINEミニアプリのサービスメッセージの場合もチャネル名が表示される前提でTitle部分を設定しましょう。
その他LINE関連のニュース
LINEヤフー for Business での新公開事例
LINEヤフーでの事例記事も11月はいくつかリリースされています。
その中で気になった2つをご紹介します。
「辛麺屋 桝元」のラゾーナ川崎プラザ店のミニアプリ施策の事例です。
DOTZ社が提供するツールを利用してミニアプリ施策を行っています。
ガチャを使って店舗へのリピーターを増やす施策がユニークで効果も出ているので興味深い事例ですね。
記事の冒頭にもありますが、施策内容と効果は下記の通りです。
■施策内容
- LINEミニアプリを導入し、スタンプカードと抽選ガチャ機能を実装
- LINEミニアプリの利用時に、店舗のLINE公式アカウントをスムーズに友だち追加してもらう
- 再来店を促すシナリオに基づき、クーポン利用に関するリマインドやランクアップをお知らせするメッセージを自動配信
■効果
- LINE経由のリピーター数が、2023年4月9名から7月176名と爆発的に増加
- 抽選ガチャ機能の実装後、LINEミニアプリの利用者やリピーターが急増。それに伴いLINE経由の売上が、2023年5月〜7月の3カ月で約70万円に上った
- LINE公式アカウントの友だち数が4,000名に増加するとともに、ブロック率は1桁台で推移
ガチャを単発で終わらせるのではなく、その後しっかりとLINE公式アカウントで配信を行いリピートを促進しています。
再来店を促すシナリオによるメッセージ配信が自動で行われているため運用の負荷が低いのもポイントだと思います。
次は「メンバーシップ」機能に関する事例です。人気ロックバンド・SOPHIA(ソフィア)のドラマー・赤松芳朋氏のLINE公式アカウントでの活用となっています。
メンバーシップ機能はLINE公式アカウント上でサブスクリプションのサービスを提供することができる機能です。
■参照:https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/membership/?list=7171
例えば、本事例であれば月額500円で、「年一回のメンバー限定イベント開催」「月一回のマンツーマンチャット」「ほかのSNSに先駆けたライブの最新情報やチケットの先行販売情報の発信」などの特典を受けることができるようになります。
23年1月にメンバーシップ機能は実装されていますが、なかなか活用事例の記事などは出てない期間が続きました。
今回やっとその事例が出たということでぜひ内容を参考にしていただければと思います。
まとめ
来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。
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