当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。
隙間時間でのキャッチアップに是非お役立てください。
2023年8月は、オーディエンスに「リッチメニュークリックリターゲティング」、「リッチメニューインプレッションリターゲティング」が追加されたりとLINE公式アカウントに関する新機能のリリースがいくつかありました。
LINE公式アカウント
リッチメニューをクリック・表示したユーザーを対象にしたオーディエンス活用が可能に
LINE Official Account Managerの機能に「オーディエンス」があります。
オーディエンスを使うことでLINE公式アカウントから、特定のメッセージをクリックした人だけへの配信や特定のWEBページに訪れた人だけへの配信など、より高度なセグメント配信が可能になります。
8月はこのオーディエンスに「リッチメニュー」が追加されました。
【機能追加】「リッチメニュー」のオーディエンスについて
https://manager.line.biz/announce/20225203
追加されたリッチメニュー関連のオーディエンスは下記の2つです。
- リッチメニュークリックリターゲティング
- リッチメニューインプレッションリターゲティング
リッチメニュークリックリターゲティング
リッチメニュークリックリターゲティングは、その名の通り、リッチメニューをクリックしたユーザーを対象とするオーディエンスです。
分割したリッチメニューを設定していれば、エリアを指定してそのエリアをタップしたユーザーのみを対象とすることも可能です。
また、「期間タイプ」を「変動期間」と「固定期間」から選択することができます。
変動期間は1~180日の間で指定ができ、例えば7日を指定したとすると、今日の日付から過去7日間の間にリッチメニューをクリックしたユーザーが対象となります。
固定期間は何日から何日と日付を指定しての設定となります。
リッチメニューインプレッションリターゲティング
リッチメニューインプレッションリターゲティングは、リッチメニューを表示したユーザーを対象とするオーディエンスです。
クリックと異なり、分割したリッチメニューのエリアごとの指定はできません。
またリッチメニューは、作成の際に「メニューバー設定」でメニューをデフォルトで表示するかどうかを選ぶことができます。
デフォルト表示にしている場合、LINE公式アカウントのトークルームに訪れた方はインプレッションユーザーとしてカウントされるので、アクティブなユーザーとしてメッセージの配信対象にするなどの活用が考えられます。
もしくは、オーディエンスは除外配信にも活用できますので、トークルームに一定期間訪れていないユーザーのみに対して、メッセージ配信を行うといったこともできます。
AI応答メッセージの機能提供が終了（2023/11/29予定）
LINE Official Account Manager上で設定できるAI応答メッセージが、2023年11月29日(水)をもって機能が終了となる予定です。
【重要】AI応答メッセージの機能提供終了について
https://manager.line.biz/announce/20224080
AI応答メッセージは、LINE公式アカウントの友だちからの発話を受けて返答する機能の1つです。
「応答メッセージ」が完全一致の文言に対して返答するのに対して、AI応答メッセージは、簡単な質問を受信したときにLINE側で質問のカテゴリーを自動で判別し、その質問に対応するメッセージで返信することができます。
参照：AI応答メッセージとは
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/simple-qa/
今後はLINE公式アカウントで友だちからの発話に対応する場合は、手動のチャット機能を利用し人力で対応するか、応答メッセージをうまく使って対応するかになるかと思います。
応答メッセージを応用してチャットボットのような挙動を実現することもできるので、試してみてはいかがでしょうか。
仕様変更「おすすめの公式アカウント」の表示（2023/11/1〜予定）
「おすすめの公式アカウント」の表示に関するアップデートが2023年11月に予定されています。
「おすすめの公式アカウント」とは、画像のようにLINE公式アカウントのプロフィールの中におすすめアカウントとして別のLINE公式アカウントが表示される機能です。
ビフォーアフターで下記のようになります。
企業でLINE公式アカウントを利用する場合、認証済・プレミアムアカウントがほとんどだと思うので仕様変更についてはぜひチェックしてください。
【お知らせ】「おすすめの公式アカウント」の仕様変更について
https://manager.line.biz/announce/20224514
ノベルティラインナップにQRコードステッカーが追加
LINE Official Account Managerの「友だちを増やす」から、店頭に置くことができるPOPなど、LINE公式アカウントに関連するノベルティを購入することができます。
このノベルティに「QRコードステッカー」が追加されました。
商品などにも貼ることができ、友だち追加の導線を増やすことが可能になります。
参照：【機能追加】「ノベルティ」のQRコードステッカーについて
https://manager.line.biz/announce/20224150?country=JP
LINE API
LIFF v2.22.3がリリース
LIFF v2.22.3がリリースされました。
LIFF SDK内部の挙動の変更のみで、機能の変更はないとのことです。
参照：LIFF v2.22.3をリリースしました
https://developers.line.biz/ja/news/2023/08/24/release-liff-2-22-3/
その他LINE関連ニュース
LINE for Businessの事例記事
8月はLINE for BusinessでTalk Head ViewとLINE広告の事例がそれぞれ公開されています。
■Talk Head View
Talk Head ViewはLINEのトークルーム上部に配信が可能な広告メニューで大規模なリーチが見込める施策になります。
参照：Talk Head View とは
https://www.linebiz.com/jp/service/talk-head-view/
こちらの事例はTalk Head Viewの中でも2023年の6月にリリースされた「Auto play video」という新しいフォーマットを使っての事例です。
参照：Talk Head Viewに動画自動再生の新フォーマット「Auto play video」提供開始https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/talk-head-view/auto-play-video/
ユーザーからの視認性が上がったことはもちろん、実際どういった効果になったかを本記事では確認することができます。
テレビCMなどを実施されている企業様などは積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
■LINE広告
LINE広告の事例は友だち追加を目的とした事例が公開されています。
どういったターゲットを狙うのかや、CPAなどについて具体的な数値も交えてお話いただいている記事ですので友だち追加広告を検討されている方は参考になります。
まとめ
来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。
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