当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。
今月は、あいさつメッセージの配信をはじめて友だち追加されたときにのみに設定できる機能や、クーポンへのバーコード表示や下書き機能などLINE公式アカウントに関するアップデートがいくつかありました。
隙間時間でのキャッチアップにぜひお役立てください。
LINE公式アカウント
はじめて友だち追加されたときにのみ、あいさつメッセージを送信できるように
LINE公式アカウントのあいさつメッセージとは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加、もしくはブロックを解除した際に自動的に送られる1通目のメッセージです。
あいさつメッセージを利用して、クーポンを配信するケースなども多くあります。
これまでは、あいさつメッセージの仕様上、一度LINE公式アカウントをブロックして再度ブロック解除を行うと何度もあいさつメッセージを受け取ることができ、クーポンを複数回取得するといったことが可能でした。
今回、初めて友だち追加した方だけに対しての配信が可能になったため、クーポンの重複取得などを防止することができるようになりました。
LINE Official Account Managerのあいさつメッセージ設定部分からチェックを入れるだけで利用できる機能となります。
ぜひご確認してみてください。
【機能追加】「あいさつメッセージ」の送信設定について│LINE Official Account Manager
Web版管理画面においても「メッセージ配信」のテンプレートが利用可能に
LINE公式アカウントからメッセージ配信を行う際に「テンプレート」を利用してメッセージの内容を作成することができます。
これまではLINE公式アカウントの管理アプリからのみかつ、一度もメッセージ配信を行なったことのないアカウントでの利用のみが可能でしたが、WEB版の管理画面、かつ一度メッセージを配信したことのあるアカウントでもテンプレートが利用可能となりました。
現状テンプレートとしては営業時間、キャンペーン・セール、予約受付(美容サロン向け)の3つとなります。
【機能追加】「メッセージ配信」のテンプレート機能について│LINE Official Account Manager
LINE Official Account ManagerからスムーズにLINE Creative Labのアドビアカウントとの連携が可能に
2月末にLINE Creative LabとAdobe Expressの連携機能が発表されています。
これにより、「LINE Creative Lab」上で「Adobe Express」を開き、「LINE広告」や「LINE公式アカウント」で利用するクリエイティブ画像や動画を作成、編集、保存して、各サービスへ入稿できるようになります。
例えば、LINE公式アカウントでは、リッチメニュー・リッチメッセージ用の約240点以上のテンプレートの中から素材を選択し、編集することで、クリエイティブを作成することが可能です。
LINE Official Account Managerのリッチメッセージ作成画面より、スムーズに連携画面に遷移できるようにもなっています。
これらのテンプレートは「LINE Creative Lab」を利用していれば、基本無料で利用することができます。
ビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」と「Adobe Express」の連携を開始│LINEヤフー株式会社
Adobe Expressエディターが使用できるようになりました!
【機能追加】「LINE Creative Lab」とLINE公式アカウント一部機能の連携について│LINE Official Account Manager
クーポン機能がアップデート。バーコードの設定や下書きが可能に
LINE Official Account Managerのクーポン機能でいくつかアップデートがありました。
クーポンへのバーコード表示が可能に
これまでクーポンにはクーポンコードとして数字を記載することのみ可能でしたが、バーコード表示が可能になりました。
これにより、バーコード読み取りだけで利用できるため、ユーザーだけでなく店舗側のオペレーションコストの削減にもつながることが期待されます。
【3/12追記あり】【お知らせ】「クーポン」の機能追加および一部仕様変更について│LINE Official Account Manager
クーポンの下書き機能の追加
クーポンを設定する際に「有効期間」を指定します。これまで期間の設定によってクーポンは「有効期間前」「有効」「期限切れ」になるだけで「下書き」というステータスは存在していませんでした。
そのため一時保存しつつ編集を進めるといった使い方が難しかったのですが、今後、下書き機能が追加されます。
下書き機能の追加に伴い、一度保存されたクーポンの削除・編集が不可となります。
なお、下書き機能の実装は2024年4月17日となっています。
【仕様変更】クーポンの下書き機能について│LINE Official Account Manager
住所・地図情報が「アカウント設定」で一括管理できるように変更されました
LINE公式アカウントにおいてプロフィールページやショップカードの一部機能では住所情報を登録することができます。
これまでは各機能ごとにそれぞれ住所情報の登録が必要でしたが、アカウント設定での一括管理ができるようになりました。
アカウント設定の部分を見るとオレンジ色の枠で登録に関するお願いが表示されています。設定がまだの方はぜひご確認ください。
【重要】住所・地図情報の統合に関するお知らせ│LINE Official Account Manager
【重要】LINE公式アカウント 住所・地図情報の登録に関するお知らせ│LINEヤフー for Business
LINE API
LINEミニアプリのアクションボタンに「ホーム画面に追加」が追加
LINEミニアプリの機能に「アクションボタン」があります。アクションボタンはミニアプリを利用する際、画面の右上に表示されるボタンで「シェア」や「閲覧中ページの最小化」などいくつかのアクションを実行できます。
今回、このアクションボタンに「ホーム画面に追加」が追加されました。(LINEバージョン14.3.0以降)
普段使うことの多いミニアプリであればホーム画面にショートカットを追加でき、便利になります。
【機能追加】LINEバージョン14.3.0よりLINEミニアプリへのショートカットをアクションボタンから追加できるようになりました
Messaging APIでメンバーシップ情報の取得が可能に
LINE公式アカウントの機能に「メンバーシップ」があります。
メンバーシップとは、「LINE公式アカウント」上で、サブスクリプションサービスを作成することができる機能です。
LINE公式アカウント開設後にメンバーシッププランの審査申込みを行うことで利用できる機能で、簡単に月額課金制の会員機能を実現することができます。
例えば、オンラインレッスンの会員を募ったり、飲食店であれば月額制の会員に登録することで毎月お得な特典をお店で付与するといった使い方が可能です。
そのメンバーシップに関して各種情報をAPIで取得できるようになりました。
提供されるAPIとしては下記の2つです。
1.ユーザーのメンバーシップ加入状況を取得する
https://developers.line.biz/ja/reference/messaging-api/#get-a-users-membership-subscription-status
2.提供中のメンバーシッププランを取得する
https://developers.line.biz/ja/reference/messaging-api/#get-membership-plans
前者はユーザー単位でユーザーが加入しているプランの月額や次回更新日を取得できます。
後者は提供中のメンバーシッププランについての情報が取得でき、プランの月額や加入しているメンバーの数などを確認することができます。
【更新】Messaging APIでLINE公式アカウントのメンバーシップの情報が取得できるようになりました
元々、2月に提供が開始された機能ですが、リリース後提供が一時停止された後、再び3月に提供が再開されています。
Messaging APIでメンバーシップの情報が取得できるエンドポイントの提供を再開しました
まとめ
来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。
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