LINE公式アカウント関連ニュース&アップデートまとめ 2024年2月

当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。
今月は、LINEミニアプリやMessaging APIに関するアップデートがいくつかありました。

隙間時間でのキャッチアップにぜひお役立てください。

LINE公式アカウント

「分析」の友だち追加経路に「Yahoo!検索/Yahoo!マップ」が新たに追加

LINE Official Account Managerの「分析」では、どの経路から友だち追加されたかが各種グラフで確認することができます。(友だちの追加経路)

友だち追加経路の確認画面イメージ

経路は「LINEスタンプ」や「LINEログイン」「友だち追加URL・QRコード・ボタン」などがあります。

今回アップデートによって、この友だち追加経路に「Yahoo!検索/Yahoo!マップ」が新たに追加されました。

これにより、例えばYahoo!マップからどの程度の友だち追加が発生しているのかを確認した上で、露出の強化やプロモーションの工夫にどの程度工数を割くべきかなどを検討することができます。

【仕様変更】友だち追加経路の経路追加および一部仕様変更のご案内 | LINE Official Account Manager

Yahoo!検索/Yahoo!マップからの友だち追加の詳細については下記のリリースもご参照ください。

チャットのメッセージに「既読」をつけずに内容確認が可能に

LINEチャット機能のアップデートにより、友だちから受信したメッセージの内容を既読をつけずに確認することが可能になりました。

【機能追加】「LINEチャット」の受信メッセージのプレビューについて | LINE Official Account Manager

「LINEチャット」の受信メッセージ画面
受信メッセージのプレビュー画面

画像のように、LINE Official Account Managerのチャットで、友だちの表示名の右側にあるメニューアイコンを押下すると「受信メッセージのプレビュー」が出てきます。

こちらを押下すると最大10件ほどまで既読をつけずにメッセージの確認を行うことができます

チャット対応の場合、友だちからのメッセージに既読をつけてしまうとその後すぐにLINE公式アカウントから返信がない場合、ユーザー側の不満につながる可能性があります。

そのため今回の機能をうまく活用することによって、ユーザーの期待値をある程度コントロールしつつ返信対応を行うことが可能となります。

2024年2月に予定されていたショップカードの仕様変更が延期に

2024年2月に予定されていたショップカードのアップデート(「ショップカードの利用を友だち限定とする」など)が延期となりました。現状アップデートの予定日は未定となります。

【重要】「ショップカード」の仕様変更時期の延期について | LINE Official Account Manager

アップデートの詳細は下記のブログ記事でもおまとめしておりますのでご確認ください。

リッチメッセージのテンプレートに、縦長・横長のフォーマットが追加

リッチメッセージのテンプレートが正方形以外にも、縦長・横長など19種類のフォーマットが追加されました。

リッチメッセージのテンプレート選択画面
(画像引用:【機能追加】「リッチメッセージ」のテンプレートについて|LINE Ofiicial Account Manager

LINE API

LINEミニアプリ、端末のホーム画面へのショートカットを追加可能に

LINEミニアプリの表示については先月、ホームタブへの固定機能が廃止になった件をブログにてまとめていました。

追加のアップデートにより、端末のホーム画面にショートカットを追加する機能が提供されました。

LINEミニアプリをホーム画面に追加するイメージ画像
(画像引用:ユーザー端末のホーム画面にLINEミニアプリへのショートカットを追加できるようになりました|LINE Developers

ユーザー端末のホーム画面にLINEミニアプリへのショートカットを追加できるようになりました | LINE Developers

店頭で表示させるデジタル会員証など利用頻度の高いミニアプリの場合、LINEアプリ上のホーム画面だけでなく、端末のホーム画面にショートカットを追加することでユーザー側の利便性が向上することが期待されます。

LINEミニアプリ、LINEを利用していない海外ユーザーでもウェブブラウザで利用可能に

LINEミニアプリは、LINEアプリが端末に入っている際に利用できるサービスです。また日本以外にタイ、台湾のユーザーでも日本のミニアプリサービスを利用することができます。

今回、LINEをアプリにインストールしていない日本・タイ・台湾以外のLINE未使用ユーザーがLINEミニアプリのサービスをウェブブラウザで利用できるようになりました

LINEミニアプリにおいて、日本・タイ・台湾以外のLINE未使用ユーザーがウェブブラウザでサービスを利用できるようになりました| LINE Developers 

LINEミニアプリをウェブブラウザで開く
(画像引用:LINEミニアプリにおいて、日本・タイ・台湾以外のLINE未使用ユーザーがウェブブラウザでサービスを利用できるようになりました|LINE Developers

この機能を利用することにより、海外から日本に訪れているLINEを利用していない観光客向けにもLINEミニアプリで提供している各サービスを利用してもらうことが可能となります。

【Messaging API】テキストを簡単にコピーできるアクションを追加可能に

Messaging APIにおいて、ユーザーがクリップボードにテキストを簡単にコピーできるアクションが追加されました| LINE Developers 

クーポンコードのコピーができる
(画像引用:Messaging APIにおいて、ユーザーがクリップボードにテキストを簡単にコピーできるアクションが追加されました|LINE Developers

ユーザーが「コピー」を押下すると、あらかじめメッセージに設定されているテキストを端末のクリップボードにコピーすることができます。

ECサイトなどで利用できるクーポンコードをLINE公式アカウントで配信する際、この機能を利用することでユーザーにより簡単にコードを利用してもらうことができるようになります。

【Messaging API】友だち追加かブロック解除かをWebhookのフォローイベントで判別可能に

LINE Messaging APIのWebhookを利用することで、LINE公式アカウントへの友だち追加・ブロック、メッセージ送信などのイベントを受け取ることができます。

これらのイベントは、あらかじめLINE DevelopersのMessaging APIチャネルの設定のWebhook URLに指定したURL(ボットサーバー)に対して通知されます。

これまでは「友だち追加」と「ブロック解除」が同一のイベントとなっていましたが、今回のアップデートにより「初めて友だち追加した場合」と「ブロック解除した場合」とを区別することができるようになりました

Messaging APIにおいて、友だち追加とブロック解除がWebhookのフォローイベントで判別できるようになりました | LINE Developers

ブロック解除の度に友だち追加クーポンを取得できるというケースをなくすことも可能になります。

まとめ

来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。

また、ソーシャルPLUSでは、サービスの最新情報や、LINE活用事例記事、「LINE公式アカウント徹底活用ブログ」の更新情報などを週1〜2回お届けしています。

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太田一誓

株式会社ソーシャルPLUS CSチーム
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」のCS(カスタマーサクセス)として、LINE等のIDを活用したマーケティング活動を支援。LINEログインを主軸に、ECサイトや店舗と連携したLINE活用を幅広く提案し、実現に際する技術的なサポートも行っている。大手クライアント/代理店を中心に支援実績多数。

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