Shopifyの「顧客セグメンテーション・お客様セグメント」の機能を使えば、顧客情報を元に簡単にグループ化ができ、そのグループに対してメールやLINEの配信を行うことが可能です。
本記事では、特にニーズの高い「購入履歴や購入商品軸でのセグメント配信」について、セグメントの切り口や配信クリエイティブのアイデア事例を解説します。
※本記事で紹介する事例は、すべてCRM PLUS on LINEで手軽に実現可能です!詳しい実施方法は下記ページをご覧ください。
Shopifyの顧客セグメンテーション・お客様セグメントとは
Shopifyの顧客セグメンテーション・お客様セグメントとは、顧客情報から特定の条件に合致した顧客の群(セグメント)を作成する機能です。
Shopifyの顧客管理画面から「セグメント」を開くと、これまで作成したセグメントやデフォルトで入っているセグメントを確認できます。
また、一度条件を指定してセグメントを作成してしまえば、毎回条件を更新する必要は無く、自動的に更新されていきます。
Shopifyの「顧客セグメンテーション・お客様セグメント」の具体的な操作手順や設定方法については、下記記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
事例1:直近半年以内に初めて購入した人に、限定クーポンや先行販売のお知らせを配信
まずは「直近半年以内に初めて購入した人に、先行販売のお知らせを配信」する例をご紹介します。
「直近半年以内に初めて購入した人」をセグメントするためのクエリは下記です。
last_order_date >= -6m AND number_of_orders = 1
last_order_date
は、最終注文日を取得しており、 >=-6m
で「6ヶ月以内」を指定しています。number_of_orders
は、注文数で、これまでの注文回数が参照されます。
モールなどでの購入体験に比べ、(Shopifyなどで構築された)自社ECでの購入体験は、「このストアで買った」という意識がされやすいのではないかと思います。
初回購入後、お客様の記憶が新しいうちに次のおすすめを紹介することで、「前買った商品よかったし、次も試してみようか」という動きを生み出せるかもしれません。限定クーポンや新商品の先行案内など、特別感・お得感のあるメッセージングがおすすめです。
▲このメッセージを再現できる!Flex Messageテンプレートはこちら
事例2:一定金額・回数以上購入している人に、特別オファーのメッセージを配信
「一定金額・回数以上購入している人」をセグメントするためのクエリは下記です。
amount_spent > 50000 AND number_of_orders > 10
例として、50,000円以上かつ10回以上購入している顧客を検索条件としており、amount_spent
でこれまでの累計購入金額を、number_of_orders
で購入回数を指定しています。
累計購入金額が高く、購入回数も多い顧客は、すでにブランドのファンになっていただけている可能性も高いです。特別オファーや友達紹介キャンペーンなどを活用し、日頃のご愛顧への感謝を伝えたり、口コミ投稿や知人への紹介をしていただけるようなアプローチを試してみたりするのはいかがでしょうか!
▲このメッセージを再現できる!Flex Messageテンプレートはこちら
事例3:特定の商品群を購入している人に、関連商品をおすすめするメッセージを配信
「特定の商品群を購入している人」をセグメントするためのクエリは下記です。
products_purchased(tag: 'xxxxxxxxx') = true
products_purchased
で購入した商品を検索しており、商品タグ(tag)や、商品IDなどで対象の商品を指定します。
複数の商品を指定したい場合は、対象の商品にあらかじめ商品タグを付与しておくと便利です。
やみくもに商品をおすすめするより、実際に購入いただいた(≒気に入っていただけた)商品を元におすすめする方が、気に入っていただける可能性も高いですよね。
おすすめの仕方はストア様の特徴により様々ですが、たとえば大型商品を購入した方にはその商品のメンテナンス用品を、Tシャツを購入した顧客にはコーディネートしやすいパンツを提案するといったメッセージを送ってみるのはいかがでしょうか。
▲このメッセージを再現できる!Flex Messageテンプレートはこちら
事例4:過去に購入履歴があるが直近半年間で購入がない人に、再購入を促すメッセージを配信
「過去に購入履歴があるが直近半年間で購入がない人」をセグメントするためのクエリは下記です。
products_purchased() = true AND last_order_date < -6m
products_purchased() = true
で購入履歴あり、last_order_date < -6m
で最終注文日が6ヶ月以上前を指定しています。
「過去に購入いただけた後、しばらく購入いただけていない理由は何なのか」をブランドとして分析することが重要ではありますが、「そろそろ再購入を検討いただけるはず」というタイミングでメッセージを送ってみると、お客様にブランド・商品を思い出していただき、購入のきっかけを作れるかもしれません。
自発的な再購入に至っていない理由を考えた上で、適切なメッセージングを行いましょう。
◆例
商品が気に入らない・うまく活用できていないなど、商品・使用に関する不満
→前回購入した商品に関するフォローアップメッセージと、お得なクーポンの訴求など
商品に不満はないが、あえてリピートするか他を試すか迷っている
→お得な期間限定再購入キャンペーンの案内など
▲このメッセージを再現できる!Flex Messageギャラリーはこちら
さいごに
Shopifyの「顧客セグメンテーション」機能を使うことで、様々な切り口でアプローチを行うことが可能です。
作成したセグメントは自動更新され、分析だけでなくメールやLINEなどの配信に活用できますので、ぜひお試しください。
冒頭でもお伝えしましたが、本記事で紹介した事例は、すべてCRM PLUS on LINEで手軽に実現可能です!詳しい実施方法は下記ページをご覧ください。
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