LINE公式アカウント関連ニュース&アップデートまとめ 2024年4月

当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。

今月は、「クーポン機能の下書き機能追加」などLINE公式アカウントに関するアップデートや「LINEログインを組み込んだ連動アプリにおけるユーザー退会時の権限取消」といったLINE APIに関するアップデートがいくつかありました。

隙間時間でのキャッチアップにぜひお役立てください。

LINE公式アカウント

仕様変更:チャット機能が制限されるケースについて

下記の条件に当てはまったLINE公式アカウントについては、チャットでのメッセージの送信が一部制限されます。基本的な使い方では条件に当てはまることはないですが、ご確認ください。

  • アカウント種別:未認証アカウント
  • カウント対象:7日間以上ユーザーからメッセージを受け取っていないチャットルーム
  • 1日の送信数:200件

▼【仕様変更】「LINEチャット」の送信メッセージについて

クーポン機能に下書き機能が実装

LINE公式アカウントのクーポン機能に、下書き機能が実装されました。

これまでクーポン機能には「下書き」ステータスがなく、公開したら停止するしか方法がありませんでした。今回のアップデートで下書き機能が実装されたことにより、公開前に一時保存し修正することができるようになっています。

利便性が向上したアップデートなのでぜひお試しください。

クーポンの「下書き保存」ボタン
(画像引用:【仕様変更】クーポンの下書き機能について|LINE Official Account Manager

【仕様変更】クーポンの下書き機能について|LINE Official Account Manager

LINE API

Messaging API:チャット対応時にローディングのアニメーション表示が可能に

チャット機能でアップデートがありました。下記のようにローディングのアニメーションが表示可能になります。

ローディングのアニメーション表示イメージ
(画像引用:Messaging APIでユーザーとのトーク画面にローディングのアニメーションを表示できるようになりました | LINE Developers

ユーザーからの問い合わせへの返信に時間がかかる場合があります。

相手が見えないチャット対応の場合、ユーザーにとっては相手が対応中なのかそれともまだ対応してもらえていないのかが伝わりづらく、離脱の原因にもなります。

ローディングのアニメーション機能を利用することで、ユーザーに”返信中(対応中)”であることを視覚的に伝えることができ、ユーザー体験を向上させることができます

Messaging APIでユーザーとのトーク画面にローディングのアニメーションを表示できるようになりました | LINE Developers

LINEログイン:ユーザー退会時の連動アプリに対する権限取消

ユーザーがLINEログインを組み込んだ連動アプリ(ウェブサイトやスマートフォンアプリなど)にLINEアカウントでログインし、チャネル同意画面で認可を行うと、LINEアプリの[設定] > [アカウント] > [連動アプリ]に対象アプリが表示されます。

「連動アプリ」の表示イメージ
LINEアプリの[設定] > [アカウント] > [連動アプリ]に対象アプリが表示

ユーザーが連動アプリを退会した後も、認可した権限がそのままにならないよう、権限の取消を行う必要があります。

今回、LINEログインにおいて、ユーザーが連動アプリに対して認可した権限を、ユーザーの代わりに取り消すためのエンドポイントが追加され、LINEログイン開発ガイドラインの必須事項としても追加されています

LINEログインを組み込んだ連動アプリ(ウェブサイトやスマートフォンアプリなど)からユーザーが退会する場合、あるいはユーザーが連動アプリとLINEアプリの連携を解除した場合は、以下を必ず行う必要があります。

  • ユーザーがその連動アプリに対して認可していた権限を、連動アプリに認可した権限を取り消すエンドポイントを用いて、ユーザーの代わりに取り消す
  • 退会や連携解除を行ったことで何が起きるのかを、その機能のそば、もしくは会員登録時や連携時にユーザーが同意する規約などに記載する

LINEログインを実装する場合は本機能もあわせて実装する必要がありますのでぜひご確認ください。

▼LINEログイン開発ガイドラインに則り、ユーザー退会時の連動アプリに対する権限取消をお願いします。|LINE Developers

LINEミニアプリ:カメラ機能の許諾に選択肢が追加

LINEミニアプリのカメラへの許諾に「常に許可する」が追加されました。

LINEミニアプリで端末のカメラやマイクの機能を利用するものについては、ユーザーにアクセス権を求める許諾画面が表示されます。

許諾はこれまで「今回のみ許可する」か「許可しない」の2択しかなく、同じミニアプリであっても利用のたびにカメラなどへの許可が必要でした。

今回、ユーザーが使用するLINEアプリのバージョンが14.6.0以降では、「今回のみ許可する」に加えて、「常に許可」も選択できるようになっています。

カメラへのアクセス権を求める許諾画面のイメージ
(画像引用:LINEミニアプリにおいて、カメラやマイクへのアクセス権を求めるポップアップをスキップできるようになりました|LINE Developers

LINEミニアプリにおいて、カメラやマイクへのアクセス権を求めるポップアップをスキップできるようになりました|LINE Developers

まとめ

来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。

また、ソーシャルPLUSでは、サービスの最新情報や、LINE活用事例記事、「LINE公式アカウント徹底活用ブログ」の更新情報などを週1〜2回お届けしています。

下記リンクよりメルマガ登録が可能です。ぜひご活用ください。

太田一誓

株式会社ソーシャルPLUS CSチーム
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」のCS(カスタマーサクセス)として、LINE等のIDを活用したマーケティング活動を支援。LINEログインを主軸に、ECサイトや店舗と連携したLINE活用を幅広く提案し、実現に際する技術的なサポートも行っている。大手クライアント/代理店を中心に支援実績多数。

NEWS
タイトルとURLをコピーしました