当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。
今月はアップデート情報が盛りだくさんとなっております。中でも「友だち紹介クーポン」の追加は、新しい友だち追加施策としても有効なアップデートとなっております。
その他、Messaging APIチャネル作成の仕様変更に関するお知らせもございます。
是非、隙間時間でのキャッチアップにお役立てください!
LINE公式アカウント
「友だち紹介クーポン」機能追加:クーポン
LINE Official Account Managerの「クーポン」はLINE上で使用できる電子クーポンを配布する機能です。クーポン獲得には友だち追加が必要なため、友だち限定キャンペーンなどの訴求により、友だち追加・来店・購入などのユーザーアクションを促すことができます。
今回、「友だち紹介クーポン」機能が追加されました。
「友だち紹介クーポン」とは、LINE公式アカウントと既に友だちになっているユーザーが、クーポンの紹介ページを他のユーザーにシェアし、紹介された人が対象アカウントを友だち追加すると、「紹介した人」と「紹介された人」の両方が獲得できるクーポンです。
ユーザー間でLINE公式アカウントを拡散し、友だち追加をさらに促進させることができます。
例えば、ECサイトで使えるお得クーポンだけでなく、美容サロンや塾、ジムなどの店舗への来店限定クーポン等、幅広い業界での友だち追加施策として活用いただけます。
クーポン画面からシェア→紹介した人が友だち追加するとクーポン獲得
紹介された人はシェアされた「紹介ページをみる」よりクーポン獲得
【機能追加】「友だち紹介クーポン」について
https://manager.line.biz/announce/100006150
友だち追加経路のCSVダウンロード機能が追加:分析
LINE Official Account Managerの「分析」では、どの経路から友だち追加がされたかを各種グラフで確認することができます。
今回、分析の「友だち追加経路」データがCSV形式でダウンロードできるようになり、レポート作成や数値集計がより容易となりました。
ダウンロードするデータは、追加経路ごとに追加数・ブロック数が集計される「概要」と、日ごとに追加経路・追加数・ブロック数が集計される「日次データ」から選択できます。
※最大90日間まで期間選択ができます。
【機能追加】「分析」の友だち追加経路のダウンロードについて
https://manager.line.biz/announce/100006146
「カードタイプメッセージ」、管理アプリで設定可能に
「カードタイプメッセージ」は、カルーセル形式で複数枚のカードを配信できるため、さまざまな情報を1つにまとめて送信でき、高い効果が期待できるメッセージです。
LINE Official Account Managerには、Webブラウザ上で操作するWeb版管理画面と、スマホにアプリをインストールすることで利用できる管理アプリがあります。
従来はWeb版管理画面からのみ作成・編集が可能でしたが、今回、新たに管理アプリでも作成・編集できるようになりました。
※管理アプリではイメージタイプのみ作成可能です。
設定方法については下記ページをご覧ください。https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/card-based-messages
【機能追加】カードタイプメッセージの管理アプリ対応について
https://manager.line.biz/announce/100006396
「グループ」でもオーディエンスによる絞り込み配信が可能に
グループ機能では、作成したグループにLINE公式アカウントを追加することで、同じグループに属しているアカウントのコンテンツ管理を一括で行うことができます。
例えば、複数の店舗やブランドを有しそれぞれがLINE公式アカウントを運営している場合、グループ機能を活用することで、一括で同一のメッセージやリッチメニューの配信ができるので、運用を効率化できます。
今回、グループ機能に「オーディエンス」による絞り込み配信機能が追加されました。
グループに属する複数アカウントのオーディエンスを一括作成することができるため、複数店舗やブランドで同じキャンペーンやお知らせ情報を配信するような場合に各アカウントでセグメント配信をするのではなく、グループ機能から一斉にセグメント配信ができます。
※利用できるオーディエンスタイプは、メッセージクリック、メッセージインプレッション、予約の3タイプとなります。
※メッセージクリックおよびメッセージインプレッションを選択するには、50人以上のユーザーが必要です。
※オーディエンスは、グループに属するアカウントがもつデータをもとに作成されます。
グループの作成方法については下記ページをご覧ください。https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/create-group
【機能強化】「グループ」絞り込み配信(オーディエンス)についてhttps://manager.line.biz/announce/100007061
LINE API
LINE DevelopersコンソールからMessaging APIチャネルを作成できなくなる仕様変更が9月に実施予定
サードパーティーのLINE配信ツールやチャットサービスを利用する際に設定が必要なMessagingAPIチャネルは、現状、LINE Official Accout ManagerおよびLINE Developerコンソールから作成することができます。
今回、2024年9月4日をもってLINE DeveloperコンソールからMessaging APIチャネルの作成ができなくなる予定です。
仕様変更後は、以下のような手順でMessaging APIチャネルを作成します。
- LINE公式アカウントを作成する
- LINE Official Account Manager上で、作成したアカウントのMessaging APIの利用を有効にする
※この仕様変更の内容および日時は変更される可能性があります。
▼2024年9月4日をもってLINE DevelopersコンソールからMessaging APIチャネルを直接作成することができなくなります
https://developers.line.biz/ja/news/2024/08/14/no-longer-possible-to-create-messaging-api-channels-from-console
PC版「LINEで送る」ボタンをクリックした際の送信先をKeepからKeepメモに変更:LINE Social Plugins
LINE Social Pluginは、ユーザーがLINEでコンテンツを簡単に共有したり、リアクションしたりできるよう「LINEで送る」「友だち追加」「いいね」の3種類のボタンを提供しています。
これまで「LINEで送る」の送信先を選択するポップアップには、送信先として「トーク」「Keep」を選択できましたが、2024年8月28日をもってKeepサービス提供終了に伴い「トーク」「Keepメモ」に変更されました。
keepサービス終了については下記ページをご覧ください。
https://help.line.me/line/smartphone/?contentId=20027624
▼LINE Social Pluginsにおいて、パソコンで「LINEで送る」ボタンをクリックした際の送信先をKeepからKeepメモに変更しました
https://developers.line.biz/ja/news/2024/07/31/line-social-plugins
ナローキャストメッセージで50歳から70歳までを詳細にフィルタリングできるように:Messaging API
ナローキャストメッセージとは、Messaging APIのひとつで、属性情報(性別、年齢、OSの種類、地域、友だち期間)やオーディエンスを利用し、対象セグメントに対して配信するメッセージです。
これまで設定できる年齢条件は50歳が上限であったため、50歳以上を細かく条件に設定できませんでした。
今回、年齢条件に「55歳」「60歳」「65歳」「70歳」が追加され、送信対象をより柔軟に設定することが可能となりました。
これにより、50歳以上60歳未満の年齢の方を対象にしたようなナローキャストメッセージも配信することができます。
詳細については下記ページをご覧ください。
▼Messaging APIにおいて、ナローキャストメッセージで50歳から70歳までを詳細にフィルタリングできるようになりました
https://developers.line.biz/ja/news/2024/08/26/age-filter-subdivision
まとめ
来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。
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