LINE公式アカウントのビジネスプロフィールとは?2026年リニューアルのポイントも解説

LINE公式アカウントの「ビジネスプロフィール」は、LINE公式アカウント上に設置できるプロフィールページです。企業のWebサイトのように、基本情報やサービス、各種コンテンツへの導線などをまとめて掲載できます。

2026年10月21日(水)にはリニューアルが予定されており、プロフィール情報の管理方法や一部パーツの仕様が変更されます。

この記事では、LINE公式アカウントのビジネスプロフィールについて、最新の役割や設定項目、2026年10月のリニューアルで変わる点、運用担当者が確認しておきたいポイントをまとめて解説します。

LINE公式アカウントのビジネスプロフィールとは?

LINE公式アカウントのビジネスプロフィールとは、企業・店舗・ブランドの基本情報をまとめて伝えられるページです。Webサイトのトップページのように、住所や営業時間、公式サイトURL、サービス・商品情報などを掲載でき、ユーザーが企業や店舗の情報を確認するための入口になります。

ビジネスプロフィール画面のイメージ
(画像引用:ビジネスプロフィール|LINEヤフー for Business

2025年10月には、従来の「プロフィール」から「ビジネスプロフィール」へ名称が変更、仕様が刷新され、企業や店舗の情報をひとつにまとめて発信できる「情報ポータル」としての提供が始まりました。

今後は、来店予約や商品購入機能の実装に加え、ビジネスプロフィール上の情報をLINEヤフーの主要メディアにも順次表示していくことが予定されています。

つまり、ビジネスプロフィールはLINE公式アカウント内のプロフィールページにとどまらず、企業・店舗の情報をLINEヤフーの各接点で届けるための情報基盤としての役割も広がっていくと考えられます。

なぜビジネスプロフィールの設定が重要なのか

友だち追加前の安心材料になる

初めて接点を持つユーザーにとって、LINE公式アカウントは「本当に公式のアカウントなのか」「自分に関係のある情報を受け取れるのか」がわかりにくい場合があります。

ビジネスプロフィールに、企業名・店舗名・ブランド名、プロフィール画像、営業時間、住所、Webサイトなどの基本情報が整っていれば、ユーザーは安心して友だち追加しやすくなります。

また、クーポンやショップカードなどを設定している場合は、友だち追加後のメリットも伝わりやすくなります。単に「友だち追加してください」と促すだけでなく、追加すると何ができるのか、どのような特典があるのかをビジネスプロフィール上で補足できる点もポイントです。

問い合わせ・購入など、次の行動につなげやすい

ビジネスプロフィールには、通話、Webサイト、クーポン、ショップカードなど、ユーザーの次の行動につながる導線を設置できます。「LINEで予約」に対応している店舗では、予約ページへ遷移するボタンを表示することもできます。

たとえば店舗の場合、ユーザーは営業時間や住所を確認し、そのまま電話やWebサイトへ進むことができます。ECの場合は、Webサイトへの導線からオンラインストアを確認できます。クーポンやショップカードを活用していれば、来店や購入を検討するきっかけにもなります。

また、友だち追加後に「クーポンをもう一度見たい」「ショップカードを確認したい」「営業時間を確認したい」と思ったときにも、ビジネスプロフィールが整理されていれば必要な情報に戻りやすくなります。

LINE公式アカウントの運用では、メッセージ配信やリッチメニューに注目が集まりがちですが、ユーザーがアカウント情報や利用できる特典を確認したいと思ったときに、必要な情報へすぐたどり着ける状態をつくることも大切です。

LINE検索やWeb版プロフィールでの認知経路になる

認証済アカウントでは、ビジネスプロフィールをWeb版プロフィールとして公開できます。Web版プロフィールを公開すると、LINEアプリ以外でもビジネスプロフィールを閲覧できるようになり、外部検索サイトの検索結果に表示される場合もあります。

また、認証済アカウントでは、LINEアプリ内の検索結果やおすすめへの表示設定もできます。ビジネスプロフィールに登録・公開した情報は、ビジネスプロフィール上だけでなく、LINE検索結果やLINEヤフーのサービスに表示・反映される場合があります。

※LINEアプリ内の検索結果やおすすめへの表示設定は、プロフィールの公開設定から確認できます。Web版管理画面では[ビジネスプロフィール]タブ、管理アプリでは[ホーム]>[ビジネスプロフィール]から確認・設定できます。

ビジネスプロフィールページ設定画面

つまり、ビジネスプロフィールは、すでに友だちになっているユーザー向けの情報ページであるだけでなく、新しいユーザーにアカウントを見つけてもらうための認知経路にもなり得ます。住所、営業時間、Webサイト、電話番号などの基本情報は、LINE内だけでなく、外部から見られる可能性も意識して正確に保つことが大切です。

認証済アカウントのメリットや申請方法については、以下の関連記事でも解説しています。

今後、LINEヤフーの各接点に広がる情報基盤になっていく構想がある

ビジネスプロフィールで表示される情報は、2026年以降、LINEヤフーの主要メディアにも順次表示される予定です。

また、今後は来店予約や商品購入機能も実装され、ユーザーが企業・店舗の情報を確認するだけでなく、予約・購入などのアクションへ進める接点としての活用も広がっていくことが予定されています。

つまり、企業・店舗の情報をLINEヤフーの各接点で届けるための情報基盤として活用されていく構想があります。

現時点では、すべての機能や表示先が実装されているわけではありません。ただ、今後の拡張を見据えると、営業時間、住所、Webサイト、問い合わせ導線などの基本情報を正確に整えておくことは、これまで以上に重要になっていくでしょう。

ビジネスプロフィールで設定できる主な項目

2026年9月現在、ビジネスプロフィール画面の構成はこの4要素で整理されています。

ビジネスプロフィール画面の構成
(画像引用:ビジネスプロフィール|LINEヤフー for Business

アカウント情報

アカウント情報では、アカウント名、ステータスメッセージ、プロフィール画像、背景画像などを設定できます。

ユーザーが最初に目にする要素なので、「誰のアカウントなのか」「どのような情報を届けるアカウントなのか」が一目で伝わる状態にしておくことが大切です。

ブランド名だけではアカウントの用途が伝わりにくい場合は、ステータスメッセージで配信内容や利用メリットを短く補足しておくと、ユーザーに伝わりやすくなります。

なお、2026年10月21日のリニューアル後は、現在の「紹介文」が廃止され、ステータスメッセージへ集約されます。紹介文の内容は自動移行されないため、必要に応じて新しいステータスメッセージへ再設定が必要です。

ボタン

ボタンは、ユーザーが次の行動を起こすための導線です。

ボタンには「トーク」をはじめ、通話、クーポン、ショップカードなど、アカウントの利用状況に応じた導線を表示できます。「トーク」以外のボタンは、表示・非表示の切り替えや並び順の調整も可能です。

ボタン設定画面

ボタンは、設定できるものをすべて並べるのではなく、ユーザーに取ってほしい行動に合わせて整理することが重要です。

たとえば、店舗であれば予約や電話、ECであればWebサイトやクーポンなど、目的に応じて優先順位を考えます。

基本情報

基本情報では、住所・地図情報、電話番号、支払い方法、営業時間、Webサイトなどを設定できます。また、同じ設定画面内で「プロフィールの公開設定」も確認・変更できます。

特に店舗や施設では、営業時間や住所が古いままだと、来店機会の損失や問い合わせ増加につながる可能性があります。WebサイトやGoogleビジネスプロフィールを更新していても、LINE公式アカウントのビジネスプロフィールが古いままになっているケースがないかチェックしてみましょう。

なお、以前のプロフィールで設定できた「紹介文」は、2026年10月21日のリニューアル後に廃止され、ステータスメッセージへ集約される予定です。紹介文に重要な情報を入れている場合は、必要に応じてステータスメッセージへ再設定する必要があります

パーツ

パーツでは、基本情報以外に表示したい情報を追加できます。

追加できるパーツには、「自由記述」「アイテムリスト」「最近の投稿」「ショップカード」「クーポン」「お知らせ」「SNS」「基本情報」「よくある質問」「感染症対策」「デリバリー・出前」「デリバリー・宅配」「テイクアウト」などがあります。

パーツを活用すると、アカウントの雰囲気や利用イメージを伝えやすくなります。たとえば、クーポンやショップカードを掲載すれば、友だち追加後のメリットを見せやすくなります。お知らせやよくある質問を整理しておけば、問い合わせ前の疑問解消にもつながります。

一方で、2026年10月21日のリニューアルでは一部パーツの仕様変更や廃止が予定されています。現在使っているパーツがある場合は、最新アップデートも確認しておく必要があります。

パーツ選択の画面

2026年10月21日のリニューアルで変わること

ここでは、2026年10月21日に予定されているリニューアルのうち、運用担当者が特に確認しておきたい変更点を整理します。

仕様変更の詳細や実施日は必ず、最新情報をご確認ください。

プロフィール情報設定画面が新設される

リニューアル後は、プロフィールの基本情報を一元管理する「プロフィール情報設定画面」が新設されます。

これまで「基本情報」パーツや、電話番号、住所、支払い方法などで個別に管理されていた情報は、新しい「プロフィール情報設定画面」に集約されます。プロフィール情報を公開すると、変更内容が即時反映されるようになります。

注意したいのは、リニューアル時点で公開中の情報はそのまま引き継がれる一方、保存のみ、つまり非公開の情報は引き継がれず削除される点です。過去に入力したものの公開していない情報がある場合は、事前に内容を確認しておく必要があります。

また、「通話」ボタンで使用される電話番号は、「プロフィール情報設定画面」に登録されている電話番号が適用されるようになります。「通話」ボタンと「電話番号」設定で異なる番号を登録している場合は、番号が統一される点にも注意が必要です。

パーツごとの公開/非公開設定が廃止される

リニューアル後は、パーツごとの「公開/非公開」切り替えが廃止され、パーツの状態は「下書き保存」と「公開中」の2つになります。

これにより、公開済みのコンテンツを一時的に非表示にすることはできなくなります。公開中のパーツを一時的に隠したい場合は「削除」する形になり、再度表示したい場合は改めて追加・入力する必要があります。

特に、自由記述、お知らせ、アイテムリスト、よくある質問は、削除すると内容を復元できません。現在これらのパーツを使っている場合は、リニューアル前に画面キャプチャやテキストの控えを残しておくと安心です。

クーポン・ショップカードなどが自動掲載される

リニューアル後は、クーポンやショップカードなど、他機能で作成済みのデータをプロフィールへ手動で追加する必要がなくなります。該当機能を利用していて、掲載可能な有効データが存在する場合、パーツが自動的にプロフィールへ掲載されるようになります。

便利な変更である一方、意図せず古いクーポンや使っていないショップカードが表示されないか、事前に確認しておきたいポイントでもあります。

リリース時点で掲載条件を満たしているパーツは即時自動掲載を開始すると案内されているため、クーポンやショップカードを活用しているアカウントは、公開状態や有効期限、表示内容を確認しておきましょう。

紹介文は廃止され、ステータスメッセージへ集約される

リニューアル後、「紹介文」は廃止され、ステータスメッセージへ集約されます。現在の紹介文は移行されないため、必要に応じて新しいステータスメッセージへ再設定する必要があります。

紹介文にサービス概要、問い合わせ案内、営業時間の補足などを入れている場合は、そのまま失われないように注意が必要です。

ただし、ステータスメッセージは長文の説明には向いていません。リニューアルを機に、アカウントの役割が短く伝わる文に整理するとよいでしょう。

お知らせは20件までになる

「お知らせ」パーツは、登録可能件数が200件から20件へ変更されます。リニューアル時には最新の20件のみが引き継がれ、それ以前の古いお知らせは削除されます。

過去のお知らせの中に、利用規約、重要なサービス変更、店舗移転、価格改定、長期キャンペーンなど、残しておきたい情報がある場合は注意が必要です。

ビジネスプロフィール内に残す必要があるものは最新20件に整理し、長期的に残したい情報は別の場所に移しておくとよいでしょう。

一部パーツは廃止・仕様変更される

リニューアルでは、一部パーツの廃止や仕様変更も予定されています。

特に「最近の投稿」パーツは廃止され、投稿した画像・動画は引き継がれず削除される予定です。LINE VOOMや投稿関連の情報をビジネスプロフィール上で見せていた場合は、必要な情報を事前に控える、Webサイトや別の掲載場所へ移すなどの対応を検討しておくとよいでしょう。

そのほか、SNS、デリバリー・出前、デリバリー・宅配、テイクアウト、感染症対策、よくある質問、フッターボタンのテキストなどにも仕様変更や引き継ぎ時の注意点があります。現在利用しているパーツがある場合は、リニューアル前に設定内容を確認しておきましょう。

特に注意したいのは以下です。

対象主な変更・注意点
最近の投稿パーツが廃止され、投稿した画像・動画は引き継がれず削除されます
SNSパーツは廃止され、設定内容は「プロフィール情報設定」の「Webサイト・SNS」へ引き継がれます。ただし一部URLは引き継がれません
デリバリー・出前/宅配/テイクアウト各項目は「プロフィール情報設定」の「サービス」へ引き継がれますが、受付時間・受付電話番号・受付先URLの詳細情報は削除されます
感染症対策設定内容は引き継がれず削除されます
よくある質問「チャットで問い合わせる」ボタンの表示オプションが廃止されます
フッターボタンのテキストボタンテキストの選択機能が廃止され、「友だち追加」に統一されます

現在これらのパーツを使っている場合は、リニューアル前に設定内容を確認し、必要に応じて別のパーツやWebサイトなどに情報を移しておきましょう。

※仕様変更の詳細や実施日は必ず、最新情報をご確認ください。

まとめ

ビジネスプロフィールは、LINE公式アカウントの情報をまとめて伝える重要な接点です。

2026年10月21日のリニューアル前に、現在の表示内容を一度確認しておくと安心です。特に、保存のみ/非公開の情報、紹介文、お知らせ、自由記述、アイテムリスト、よくある質問などは、削除や仕様変更の影響を受ける可能性があります。必要な情報は、画面キャプチャやテキストで控えておきましょう。

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松元 由布子

株式会社ソーシャルPLUS マーケティングチーム
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」及びLINE連携Shopifyアプリ「CRM PLUS on LINE」のマーケティング担当。主にブログメディア運営やコンテンツマーケティングに従事。
”わかりやすく伝える”ことで誰かのお役に立てればいいなと思っています。

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