LINE上のデータだけでなく、ECサイト側の顧客データ・行動データと連携した活用がしたい!というニーズが昨今増えてきています。そのためにはサイト側の会員IDとLINEのユーザーIDを連携させることが重要ですが、「なかなかID連携してもらえない」「どうやってID連携を促進すればいいか分からない」という声を頂くことも。
ID連携を促進する方法として、意外と知られていないのが「LINEログイン」の活用です。新規会員登録時にLINEログインを利用し、会員登録と同時に友だち追加とID連携を完了させることで、ID連携率が2.5倍になったという事例もあります。
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」では、LINEログインをはじめとした6種のソーシャルログインの導入をサポートしてきました。本記事では、現在350サイト以上でご利用いただいているソーシャルPLUSだからこそ話せる、効果的な導線設計のポイントを解説します!
そもそもLINEログインとは?特徴と導入メリット
はじめに、LINEログインについて特徴と導入メリットを紹介します。
LINEログインは、弊社が導入支援を行っているソーシャルログインの中で、最も多く導入・利用されているソーシャルログインです。LINEというプラットフォーム自体の身近さはもちろん、新規会員登録時・再ログイン時共に利便性の高いログイン体験を提供できます。
このようなシームレスなユーザー体験の中で、会員登録率向上や、LINEの友だち数の増加、ID連携率の向上、LTVの増加を可能にします。
特にID連携率があがっていると、「どの友だちが、どの会員なのか」を判別できるようになるので、LINE活用の選択肢がぐっと広がります!LINEログインは会員登録やログインの流れで自然にID連携を促せるので、ID連携促進施策としても効果的です。
今まではLINE経由でご購入いただいているお客様がどのような人かが分からず、LINEに関する施策を考えるための分析が上手くできなかったですが、ID連携数が伸びたことでLINE経由でご利用いただいているお客様の像がよりクリアになりました。
その結果、LINE限定でターゲットを絞り込んだ施策や、より多様なキャンペーンやアプローチもできるようになったことも、嬉しく思っています。
LINE活用でリピート売上が新規売上を逆転!ECサイトのお客様と「ゆるく・長く」つながるための、LINEログイン活用術
LINEログインはどこに設置するのが効果的?
ECをはじめとするウェブサイトにLINEログインを導入すると、サイト利用ユーザーは、LINEアカウントでサイトにログインできるようになります。
ユーザーがLINEログインを利用する際には、ユーザー本人の認証・認可が必要となります。「ソーシャルPLUS」を利用すると、認証・認可取得の流れで、貴社のLINE公式アカウントにスムーズに友だち追加することもでき、LINEのID連携も同時に実現できます。(参照:自動友だち追加機能)
LINEログインを導入して会員登録数やLINEの友だち数を増やし、前述のような効果を最大化するためにはLNEログインを設置する導線が大きなポイントとなります。
ユーザーがLINEログインを行う導線は大きく分けて2つです。
・新規会員にむけたLINEログイン
・既存会員にむけたLINEログイン
それぞれの場合の、設置場所・導線設計の注意点を解説していきます。
新規会員向け:意外な盲点?会員登録ページへの導線追加もお忘れなく!
新規ユーザーのあらゆる入口にLINEログインボタンを設置することが大切です。サイトTOPページで、新規会員登録の入口とログインページへの入口をわけている場合などには、そのどちらにも導線を用意するようにしましょう。
新規会員登録数が伸びないケースとして多いのは、ECのトップページで新規会員登録アイコンとログインアイコンが分かれているため、新規会員登録導線にLINEログインボタンの設置が漏れてしまうケースです。
ログインページのみにLINEログインを設置していると、新規会員登録ボタンから登録ページに進んだ時にLINEログインボタンが現れないため、会員登録後に改めてLINEログインし直さなければならない……という導線になってしまいます。
せっかくサイトに興味を持って会員登録をしたい、という方にLINEログインの存在を知ってもらえず、利用の機会を損失してしまうのは、ユーザーにとってもサイトにとってももったいないですよね。
「ログインページ」だけでなく「会員登録ページ」にもLINEログインを設置しましょう
既存会員向け:LINEとECサイトそれぞれから、利用メリット・連携手順を伝えて連携促進を!会員登録の重複にも注意
既存会員は、メルマガやLINE公式アカウントのメッセージ、サイトのバナーや告知等から情報を受け取ってはじめて、LINEログインの存在に気付くことができるため、発信時にメリットを分かりやすく案内することが重要です。
既存会員にLINEログイン・ID連携を促進する方法は、以下2つのパターンがメインです。
既存会員向けの連携ページを用意して、LINEのリッチメニューから連携を促す
まずは既に友だちにはなってもらえているものの、ID連携されてない方向けのご案内方法から紹介します。
LINE公式アカウントのリッチメニューを入口にして、連携専用のページに遷移させ、登録済みの会員IDとパスワードを入力いただくことで、会員IDとLINEのIDを連携できます。
マイページにログインし、「SNSログイン連携」機能からID連携する
会員登録時に使用したID・パスワードであらかじめログインいただいたうえで、マイページからLINEログインしてID連携いただく方法です。
上記2パターンいずれも、既存会員にとって「LINEログインを利用することのメリット」「わかりやすい連携手順」が案内されていることがポイントです。
なお、既存会員が新規会員登録導線のLINEログインボタンからあらためて新規会員登録を完了した場合、会員情報が別で登録される挙動となってしまいます。
そのため、既存会員向けには、会員登録が重複しないように、新規会員登録導線の中で、既存会員の連携方法を告知することをお勧めしております。
例えばメガネスーパー様では、新規会員登録導線のLINEログインボタンを押した後、会員登録フォームの上部に「すでに当サイト会員で、LINE連携される方はこちら」というバナーを出して誘導を行っています。
まとめ
LINEログインの効果を最大化するためには、
ユーザーが迷子にならない導線の実現
新規会員、既存会員ごとに、ビジュアルでわかりやすく丁寧な案内
がポイントです。難しそう!と思わせないように、導線上の遷移画面数を極力減らすことで、より多くの方にご利用いただけるかと思います。
さらに、LINE連携キャンペーンなども併せて実施いただくと、よりLINEログインによる新規会員登録率の向上・LINE経由のコンバージョン拡大につながりやすくなります。
現在350サイト以上でご利用いただいているソーシャルPLUSでは、お客様のサイトのUI・UXに合わせて設置場所や活用方法をご提案可能です。ぜひお気軽にお問合せくださいませ!
◆ソーシャルPLUS サービスサイトはこちら:https://www.socialplus.jp/