LINE公式アカウント関連ニュース&アップデートまとめ 2025年4月

当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。

今月は、LINE Official Account Manager の「分析」でセグメントごとの配信結果が確認できる機能の追加や、LINEプロモーション絵文字のリリース、クロスターゲティング機能やA/Bテスト機能の提供終了などのお知らせがございました。

是非、隙間時間でのキャッチアップにお役立てください。

LINE公式アカウント

分析「メッセージ配信」画面でセグメントごとの配信結果が確認できるように

LINE Official Account Manager の分析「メッセージ配信」画面では、配信したメッセージの開封やクリックユーザー・クリック率などの配信効果を確認することができます。

今回のアップデートにより、性別や年齢などのセグメント毎に配信効果を確認することができるようになりました。

例えば、これまで性別や年齢毎の配信効果を確認するには、それぞれの属性毎にメッセージ配信をする必要がありましたが、今後は、「分析」画面で開封したユーザーの中でもどういった属性のユーザーに特に開封されたか・クリックされたかが確認できるようになります。

※セグメントごとの配信結果が確認できるメッセージは、2025年3月1日(土)以降のものが対象となります。
※セグメントごとの[配信]が49人以下の場合、セグメントごとの[配信]は表示されません。ただし、セグメントごとの[開封]が20人以上の場合、[配信]が49人以下でも[配信]は表示されます。

分析「メッセージ配信」画面
【機能追加】「メッセージ配信」の分析のセグメントごとの配信結果について

【機能追加】「メッセージ配信」の分析のセグメントごとの配信結果について
https://manager.line.biz/announce/100015412

LINEトークルーム画面「ステータスバー」が提供終了「サービスメニューバー」となって機能提供予定

「ステータスバー」は、LINEで予約機能を利用中のLINE公式アカウントが設定できる、LINEで予約画面へのリンクがLINEトークルーム上部に表示される機能です。

今後、「ステータスバー」がLINEで予約だけでなく、クーポンやショップカードなどへのリンクが表示される「サービスメニューバー」としてリニューアル予定です。

「ステータスバー」と「サービスメニューバー」のイメージ
【提供終了】「ステータスバー」の提供終了と「サービスメニューバー」の提供開始について

▼ステータスバー提供終了:

【対象機能】
[設定] > [アカウント設定] > [機能の利用] > [ステータスバーの表示]

【提供終了日】
2025年6月18日(水)
※日程が変更になる場合がございます。

▼サービスメニューバー提供開始:

【表示条件】
LINEで予約のほか、クーポンやショップカード、メンバーシップを利用中で表示条件を満たす場合
※2025年6月2日(月)23:59までにステータスバーを非表示にしていた場合、サービスメニューバーリリース後、サービスメニューバーは非表示で設定されます

【提供開始日】
2025年6月18日(水)
※日程が変更になる場合がございます。

【提供終了】「ステータスバー」の提供終了と「サービスメニューバー」の提供開始についてhttps://manager.line.biz/announce/100013919

配信設定時にメッセージのIDでメッセージアイテム検索ができるように

LINE Official Account Managerにてリッチメッセージ、リッチビデオメッセージ、カードタイプメッセージを作成後、それぞれのメッセージにIDが表示されるようになりました

※このアップデートにあわせて、リッチメッセージやリッチビデオメッセージ、カードタイプメッセージのタイトルの名称が「タイトル」→「アイテム名」に変更されています。

これにより、メッセージ配信、ステップ配信、応答メッセージにメッセージアイテムを選択して配信する際、アイテム名ではなく、IDでメッセージアイテムを検索の上、選択できるようになりました。

※Web版管理画面でのみご利用いただけます

リッチメッセージのID表示
【仕様変更】「メッセージアイテム」のIDの表示について

【仕様変更】「メッセージアイテム」のIDの表示について
https://manager.line.biz/announce/100015081

新たな法人向けサービス「LINEプロモーション絵文字」提供開始

企業のオリジナル「LINE絵文字」を、「LINE」内のスタンプショップ経由で、友だち追加を条件にユーザーへ無料で配布することができるサービス「LINEプロモーション絵文字」がリリースされました

LINEプロモーションスタンプと同様、企業のLINE絵文字をユーザー同士が利用することで、企業のLINE公式アカウントの新たな友だちを獲得することができます。

「LINEプロモーション絵文字」がリリース
LINEプロダクト媒体資料 LINEプロモーション絵文字[スポンサード絵文字]

「LINE絵文字」は、テキストに絵文字を添えることで感情やニュアンスを表現したり、絵文字単体で送信するとスタンプとしても楽しむことができる「LINE」上のコミュニケーションツールの一つです。

「LINE絵文字」の送信数は2022年から2024年で117%向上(引用: LINEヤフー、新たな法人向けサービス「LINEプロモーション絵文字」の正式提供を開始)と年々伸び続けています。

また、「LINEスタンプ」よりも「LINE絵文字」は送信ユーザー数が多い傾向にあるため、これまで「LINEスタンプ」ではリーチできなかったユーザー層への友だち追加のアプローチが実現できます。

LINEスタンプとLINE絵文字の送信ユーザー数の比較
LINEヤフー、新たな法人向けサービス「LINEプロモーション絵文字」の正式提供を開始

LINEプロモーション絵文字の詳細は下記資料をご覧ください。
https://www.lycbiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE_Promotion_emoji_ProductGuide_202504-202509.pdf

LINEヤフー、新たな法人向けサービス「LINEプロモーション絵文字」の正式提供を開始
https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/017240

クロスターゲティング機能提供終了

2025年2月に告知があった通り、2025年3月26日をもってクロスターゲティング機能が提供終了しました。

これにより、これまでクロスターゲティング機能で共有したオーディエンス・LINE Tagや、クロスターゲティング機能により作成・蓄積されていたLINEポイントADのオーディエンスがすべて利用できなくなっています。

クロスターゲティングのLINE公式アカウントにおけるオーディエンスの公開機能や、LINE広告及び他プロダクトへLINE Tagデータを共有する機能は「ビジネスマネージャー」のオーディエンス共有機能に統合されています。今後は「ビジネスマネージャー」にてオーディエンスやLINE Tag共有設定をご利用ください。

「ビジネスマネージャー」の開設方法・オーディエンス・LINE Tagの共有方法の詳細は以下をご確認ください。
https://data.linebiz.com/business-manager/manual

【提供終了】クロスターゲティング機能(オーディエンスの公開・LINE Tagの共有機能)の機能提供終了について
https://manager.line.biz/announce/100014940

クロスターゲティング機能の提供終了のご案内
https://data.linebiz.com/sites/default/files/media/business-manager/img/cross_targeting_close_0.pdf

メッセージ配信 A/Bテスト機能の提供終了

2025年2月に告知があった通り、2025年3月26日をもって、LINE Official Account Manager メッセージ配信の「A/Bテスト」機能が提供終了しました。

これに伴い、LINE Official Account Manager 分析のメッセージ配信からもA/Bテストの配信結果が削除されています。

A/Bテスト機能に近しいメッセージ配信は、下記のように既存の機能と設定を利用して実施いただけます。

1. 配信先を「絞り込み」に設定し、比較の基準となるバリエーションのメッセージを一部ユーザーに配信する
※配信対象が50人以上になるように設定してください

 a. 絞り込み配信の設定方法について

絞り込み配信の設定
絞り込み配信について

 b. 配信メッセージ数の設定方法について

配信メッセージ数の設定

2. 1の配信を実施後、配信先「絞り込み」>「過去の配信」で1で配信したメッセージの配信対象者を除外し、比較する別のバリエーションのメッセージを配信する

 a. 過去の配信指定の設定方法について

過去の配信指定の設定
絞り込み配信について

3.(さらに別のバリエーションの比較を行う場合)2と同様に、配信したメッセージの配信対象者を除外し配信を行う

4.(配信結果を元に残りのユーザーに配信を行う場合)配信を実施後、配信先「絞り込み」>「過去の配信」でこれまでに配信したメッセージの配信対象者を除外した上で、配信を行う

▼「過去の配信」に関する注意事項:

  • 「過去の配信」の絞り込みは認証済アカウントとプレミアムアカウントで利用できます。
  • 過去に配信された「絞り込み」を設定したメッセージのみが選択できます。
  • 配信完了から2週間(24時間×14日=336時間)経過すると、選択できなくなります。
  • 配信対象が50人以上必要となります。

【提供終了】メッセージ配信の「A/Bテスト機能」について
https://manager.line.biz/announce/100014866

LINE API

LINE Notifyサービスの終了

2024年10月に告知があった通り、2025年3月31日をもって、LINE Notifyのサービスが終了しました。

その他代替のサービス通知方法を比較した弊社ブログ記事もございます。是非ご一読ください。

2025年3月31日をもって、LINE Notifyのサービスを終了しました
https://developers.line.biz/ja/news/2025/04/01/line-notify

オーディエンスの公開/非公開を設定する機能の提供を終了

2025年2月に告知があった通り、2025年3月26日をもってMessaging APIで作成したオーディエンスの公開/非公開の設定、オーディエンスの公開/非公開状態を確認する機能の提供が終了しました。

引き続きMessaging APIで作成したオーディエンスとLINE Official Account Managerのオーディエンスは相互に利用可能です。

これまでにMessaging APIで作成し、非公開に設定されていた既存のオーディエンスは全て公開状態となっており、LINE Official Account Managerで利用できるようになっています。

【更新】オーディエンスの公開/非公開を設定する機能の提供を終了しました
https://developers.line.biz/ja/news/2025/03/26/cross-targeting-closing

まとめ

来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。

また、ソーシャルPLUSでは、サービスの最新情報や、LINE活用事例記事、「LINE公式アカウント徹底活用ブログ」の更新情報などを週1〜2回お届けしています。

下記リンクよりメルマガ登録が可能です。ぜひご活用ください。

諏訪 江美

株式会社ソーシャルPLUS CSチーム
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」のカスタマーサクセスとして、導入時〜導入後までの活用まで幅広くサポート。前職では情報システム部としてシステムの運用保守を担当。

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