友だち&ID連携数が自然に増える!LINEログイン導入効果を最大化するためのコツ

LINEログインはWebサイトでの会員登録・ログイン時に利用できるソーシャルログイン機能の1つで、導入企業、サービスを利用するユーザー、双方にメリットがある施策です。

企業視点でいくとLINEログインで会員登録がスムーズに行えるようになりサービスをより使いやすくなるのはもちろんのこと、LINE公式アカウントの友だち追加、ID連携も併せて行うことができるため、セグメント配信などのCRM活用につなげられるのが大きなメリットです。

ユーザーにとってもLINEアカウントで簡単にサービスにログインでき、自分にあった情報をLINE公式アカウントから受け取るといったことが可能になります。

ただし、LINEログインを導入するだけではなく、ユーザーにとってわかりやすく、かつ利用してもらいやすくする導線や訴求がその効果を左右します

本記事では、LINEログインをユーザーに使ってもらいやすくするための、おすすめの導線や訴求方法をチェックリストにまとめました。LINEログインを活用してID連携と友だち数を増やしていきましょう。

LINEログイン活用チェックリスト

まず最初に、LINEログイン導入後、友だちやID連携を増やすためのポイントをチェックリストにまとめました。ぜひチェックリストを活用しLINEログインの効果最大化を目指してください。

LINEログイン活用チェックリスト

【基本の導線】
☐ 新規会員導線にLINEログインを設置しよう
☐ マイページ内に追加連携用の導線を設置しよう

【サイト内での露出】
☐ サイト内でID連携のメリットをアピールしよう
☐ ID連携によるユーザーメリットやID連携方法を説明するページを用意しよう

【LINEからの連携促進】
☐ LINE公式アカウントからID連携を促すメッセージを送信しよう
☐ リッチメニューでもID連携を訴求しよう
☐ 友だち追加経路「LINEログイン」のユーザーを除外し、ID連携を促すメッセージを配信しよう

それでは、チェックリストの各項目について詳しく見ていきましょう。

LINEログイン設置の基本の導線

新規会員登録導線にLINEログインを設置しよう

Webサイトの新規会員登録時にユーザーがLINEログインを用いるとLINEに登録されている個人情報(メールアドレスなど)を会員登録フォームに自動で入力してくれるため、登録が簡単になります。(※LINE Profile+)

またその際にLINE公式アカウントの友だち追加も自然に行えるため、ユーザビリティを高めつつ、特別な施策を打たなくとも継続的に友だち数とID連携数を増やすことができます。

新規会員登録導線でのLINEログインは、新規会員登録とLINE公式アカウントの友だち追加、ID連携をまとめて一つのフローでできることから、友だち追加後にID連携を促すよりも効果が高いです。

LINEログインを導入したら、是非とも新規会員導線へのログインを設置しましょう。

新規会員登録時のソーシャルログインの流れ

※ LINE Profile+:LINE公式アカウントの Profile+ とは、ユーザーがあらかじめLINEアプリ上に登録しておいた氏名や性別、生年月日、住所の情報を、ユーザーの意志に基づき、 Profile+ に対応した外部サイトのフォームに自動でフィルインできる機能です。

マイページ内に追加連携用の導線を設置しよう

また新規会員登録導線だけでなくマイページ内にも追加連携の導線を設けることで、既に会員登録されているユーザーに友だち追加とID連携を行ってもらえます

これまでメールアドレスとパスワードを用いてWebサイトにログインしていたユーザーも、ID連携することで、次回以降LINEログインを用いてWebサイトにログインできるため利便性が向上します。

既存会員にとって「LINEログインを利用することのメリット」を案内しつつ、ID連携を促しましょう。

ID連携時のソーシャルログインの流れ

サイト内での露出

サイト内でID連携のメリットをアピールしよう

LINEログインを実装した際は、会員登録導線に設置するだけでなく、サイトの目立つ場所でアピールするのが効果的です。

その際クーポンなどを付与したり、ID連携することでユーザーにどういうメリットがあるのか?利便性がどのように高まるかを訴求しつつ、連携方法を説明するページを用意するのがおすすめです。

ナースリー公式オンラインショップ
ナースリー公式オンラインショップ

ID連携訴求のバナー(赤枠)をクリックした後は、ID連携のメリットやID連携方法を詳しく解説したページに遷移します。
https://www.nursery.co.jp/topics/line/

メガネスーパーグループ公式通販サイト
メガネスーパーグループ公式通販サイト

こちらもID連携訴求のバナー(赤枠)をクリックした後は、ID連携のメリットやID連携方法を詳しく解説したページに遷移します。
https://www.meganesuper.net/shop/pages/line_login.aspx

インセンティブだけだとID連携した後にブロックされてしまう可能性が高くなります。そのためID連携を行うことでユーザーの体験を向上させることが非常に重要となります。
またそれを訴求してあげることも重要です。

例えば一度ID連携したユーザーであれLINE公式アカウントのリッチメニューから簡単にログインし注文できるといった実装も可能です。

ちょっと変わった連携の促し方ですと、ひかりTVショッピングにて抽選にID連携を使う例があります。
LINEアカウントの取得には電話番号の登録が必要となることから、LINEアカウントは複製しにくいという特徴があります。このケースでは、人気ゲーム機の抽選販売においてLINEログインを応募条件にすることで、複数アカウントからの不正応募防止や転売防止にも繋がっています。

また当選通知はいつでも確認できるLINEのメッセージで受け取れるため、ユーザーの利便性も高まります

このように友だち追加・ID連携することで得られるメリットを用意し、しっかり訴求することが大切です。

LINE公式アカウントからの連携促進

メッセージとリッチメニューからの連携をうながそう

LINE公式アカウントを先行して運用し、その後LINEログインを実装すると、「LINEの友だち追加はしているけどID連携はしていない」というユーザーが一定数いるかと思います。

これらのユーザーに対してもLINE公式アカウントのメッセージやリッチメニューでID連携を訴求しましょう

リッチメニュー内のID連携訴求イメージ
(左:ナースリー公式オンラインショップ 右:メガネスーパーグループ公式通販サイトのLINE公式アカウント)

「オーディエンス」を活用しよう

「LINEログイン」以外の経路から友だち追加された人にID連携を促す方法として、オーディエンスを活用した絞り込み配信でメッセージを送ることも効果的です。

LINE Official Account Managerのオーディエンスタイプで「追加経路オーディエンス」を利用することで、LINEログイン経由で友だち追加済のセグメントを除外した配信ができます。

繰り返しとなりますが、LINEログインで重要なのはユーザーの利便性を向上させることなのでそこを意識しつつ、ユーザーにID連携のメリットを案内するのが重要です。

「LINEログイン」経由で友だち追加したオーディエンスを作成

「LINEログイン」経由で友だち追加したユーザーを除外する方法

①オーディエンスを作成
 データ管理>オーディエンス>作成

  • オーディエンスタイプ:友だち追加経路オーディエンス
  • オーディエンス名:任意の名前
  • 友だち追加経路:LINEログインを指定

②メッセージの配信先を指定する際、①で作成したオーディエンスを除外
 メッセージ配信

  • 配信先:絞り込み
    • 配信先名:任意の名前
    • オーディエンス:①で作成したオーディエンスを除外
「LINEログイン」経由で友だち追加したオーディエンスを除外

まとめ

LINEログイン導入後、ユーザーに便利に利用してもらうことでID連携や友だち追加など効果を最大化するための導線設計や訴求方法を紹介しました。
簡単なチェックリストも用意したので、ぜひ活用してみてください。

また「ソーシャルPLUS」ではLINEログインはもちろん各種ソーシャルログイン機能をサイトに実装することができます。
LINEログイン導入後のLINE公式アカウントのCRM活用に関してももちろんご提案可能ですのでぜひお気軽にご相談くださいませ。

◆ソーシャルログインを手軽に導入!
 LINEやYahoo! JAPAN、Appleなど、6種のプラットフォームに対応しています。

◆LINE公式アカウントのCRM活用に!
 LINEログインを活用したCV導線の簡略化から、友だち追加の促進、会員情報に応じたセグメント配信に至るまで、ユーザー体験を重視したご提案が可能です。

◆ShopifyとLINEの連携活用なら、無料プランからスタート可能!
 Shopifyをご利用の場合、Shopifyアプリ版「ソーシャルPLUS」をインスト―ルしてご利用いただけます。

太田一誓

株式会社ソーシャルPLUS CSチーム
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」のCS(カスタマーサクセス)として、LINE等のIDを活用したマーケティング活動を支援。LINEログインを主軸に、ECサイトや店舗と連携したLINE活用を幅広く提案し、実現に際する技術的なサポートも行っている。大手クライアント/代理店を中心に支援実績多数。

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