Shopify Flowとは?CRM PLUS on LINEでのメッセージ配信自動化事例

2022年6月22日、ワークフローの自動化アプリ「Shopify Flow」がShopifyスタンダードプランでも利用可能になるとの発表がありました。

これにより「Shopify Flow」はShopify(スタンダードプラン・プレミアムプラン)及びShopify Plusにて利用可能になります。

日々Shopify Flowを使い倒している我々の目線で、「Shopify Flowとは?」「CRM PLUS on LINEと組み合わせて実際にどんなことが実現できるのか」を書きました。

Shopify Flowとは?

Shopify内の会員登録・購入・発送などのイベントやShopifyアプリ側のイベントをトリガー(発動条件)にして、Shopify内のデータで条件分岐を作り、タグ付与・削除やメタフィールドへのデータ追加などのShopify上のアクションやShopifyアプリ側でのアクションをノーコードで実現できるアプリです。

Shopify Flow| Shopify アプリストア
タスクを自動化して、ビジネスに集中できます

Shopify Flowでアクションに設定できるShopifyアプリは、コネクターが存在するアプリのみ。

Shopify Flowのコネクター
コネクターを使用して、複数のアプリでワークフローを自動化します。

執筆時点(2022年3月)では国産アプリとしてApp Unityの「CRM PLUS on LINE」「Omni Hub」「定期購買」に加えて「Appify」「Appify VIP」がShopify Flowのコネクターを提供しています。「どこポイ」も近日提供予定とのことで今後はもっと増えていくでしょう。

Shopify Flow コネクター
Shopify Flow コネクター
Shopifyアプリ「どこポイ」が、Shopify Flowに対応!特定のアクションやイベントに応じてポイントの付与や利用を自動でできるよう
ECシステムの技術支援を行う株式会社リワイア(本社:東京都文京区、代表取締役:加藤英也、以下「リワイア」)は、ポイント機能を実装できるShopifyアプリ「どこポイ」をShopify Flowに対応させました。ポイント施策の自動化によって、ストア運営の環境向上をサポートします。

ワークフローの作成例

Shopify Flowで作成したFlowはワークフローと呼ばれています。
ワークフローの具体例としてシンプルな例を作ってみました。複数ブランドを扱うアパレルで、顧客がどのブランドを購入しているか判定できるよう顧客にブランド名のタグを付与するパターンです。SKUにブランド判定できる文字列がある前提です。コレクションでも代用できます。

  • Aさんが購入した商品Xが発送される(トリガー)
  • 商品XのSKUには crmplus という文字列が含まれている(条件)
  • Aさんはショップで初めての購入だった(条件)
  • Aさんの顧客データに crmplus のタグを付与する(アクション)
Shopify Flow 例
Shopify Flow 例

CRM視点での属性付与を作りましたが、マーチャント目線だと下記のようなことも実現できます。

  • リスクが高い注文がきたらSlackへ通知
  • 新しい注文がきたらスプレッドシートへ転記

Shopify Flowとして用途で選べるテンプレートも用意されています。これを見ているだけでも楽しいですね!あんなこともこんなことも自動化できるのかと夢が膨らみます。

ワークフローの例
Shopify Flowで使用できるワークフローの例を確認します。
Shopify Flow テンプレート
Shopify Flow テンプレート

作成したワークフローはエクスポート・インポートができるので、Shopify Expertsとしては毎回作り直す手間が省ける点も素晴らしいですね。

CRM PLUS on LINEのトリガーとアクション

LINE連携Shopifyアプリ「CRM PLUS on LINE」が提供しているトリガーは、ソーシャルログインの連携です。

CRM PLUS on LINEのShopify Flow トリガー
Shopify Flow トリガー

条件分岐としては「新規登録時の連携 or 既存顧客の連携」と「どのプロバイダーで連携」が選べます。

Shopify Flow 条件
Shopify Flow 条件

具体的には「既存顧客がLINEでID連携した時に〜する」ということができます。

CRM PLUS on LINEが提供しているアクションは下記4つのLINE配信です。テキストのメッセージに加え、デザインの自由度が高いFlexメッセージ、さらに電話番号ベースで送れるLINE通知メッセージも対応しています。

Shopify Flow アクション
Shopify Flow アクション

要望が多いワークフローの実現例

ここからはLINE配信で要望が多くCRM PLUS on LINEで実現したものを紹介します。

  • LINE連携時にクーポンをLINEで自動送信
  • 購入完了・発送完了通知
  • 特定の商品を発送完了後、5日後に商品レビュー依頼を送信
  • 初めての購入(発送)から30日間購入がないユーザーへタグ付与とクーポン配信

LINE連携時にクーポンをLINEで自動送信

トリガー:ソーシャルログインでID連携
条件:連携したプロバイダーはLINE
アクション:LINE Flex Messageでクーポンコードを送信

Shopify FlowによるLINE連携時にクーポンをLINEで自動送信
Shopify FlowによるLINE連携時にクーポンをLINEで自動送信

クーポンコード記載の画像をLINE上でタップすると自分がクーポンコードを発言してコピーしやすいような作りのメッセージ送信も可能です。下記の記事で詳しく紹介しています!

購入完了・発送完了通知

トリガー:Order created (購入完了) or Order fulfilled (発送完了)
条件:なし
アクション:LINE Flex Messageで購入した商品 or 荷物番号を送信

Shopify Flowによる発送完了通知をLINEで配信
Shopify Flowによる発送完了通知をLINEで配信

通常のLINE配信だけではなく、LINE社への申請・審査が必要ですが、電話番号ベースでLINEを送れる通知メッセージにも対応しています。購入完了と発送完了に対応しています。指定する電話番号も顧客データ・配送先・請求先の3つから選べます。

特定の商品を発送完了後、5日後に商品レビュー依頼を送信

トリガー:Order fulfilled (発送完了)
条件:lineタグがある顧客のみ and SKUで特定の文字列含む
アクション1:Waitで5日待機
アクション2:LINE Flex Messageでレビュー依頼を送信

Shopify Flowによる特定の商品を発送完了後5日後にLINEで商品レビュー依頼
Shopify Flowによる特定の商品を発送完了後5日後にLINEで商品レビュー依頼

商品判定はSKUでもコレクションIDでも商品IDでも指定できます。
注目すべきアクションのWaitは優れもので時間の概念を追加できます。秒・分・時間・週間の期間待つことを指定できます。

初めての購入(発送)から30日間購入がないユーザーへタグ付与とクーポン配信

Waitアクションの最長期間が30日に修正され、monthの項目が削除されました。

Shopify FlowのアクションWaitの注意点

トリガー:Order fulfilled (発送完了)
条件1-1:購入回数が1
アクション1-1:Waitで30日待つ
条件1-2:購入回数が1
アクション1-2:riskタグを付与
アクション1-3:LINE Flex Messageでクーポンコードを送信
条件2-1:購入回数が2
アクション1:riskタグを削除

リピートが1回もないユーザーへ2回目の購入を促しつつ、riskタグで属性を付与しておくワークフローです。2回目の購入のタイミングでriskタグを削除しています。riskタグを付与することで、任意のタイミングで改めてひとつの属性としてLINE配信をすることもできます。

まとめ

「LINEを開封した」「商品ページを閲覧した」などを条件に指定することはできませんが、以前はなかった時間の概念を持つ「Wait」が加わったことでCRM的なワークフローを組みやすくなりました。さらにメタフィールドに任意のデータを持たせてフラグのように活用することで条件分岐の幅が広がり大抵のことは実現できます。

今後のアップデートも期待できるので、Shopify Flow最高です!

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