LINE公式アカウント関連ニュース&アップデートまとめ 2025年11月

当ブログでは、LINE公式アカウント運営者が押さえておきたいLINE公式アカウントやLINE広告に関連するニュースやアップデート、参考事例などを月1でまとめてご紹介しています。

今月は、NFCタグを活用した新機能「LINEタッチ」の提供開始や、AIチャットでよくある質問(FAQ)への自動対応ができる「AIチャットボットβ」の提供開始LINE公式アカウントのインプレッション計測に関するドキュメントの公開などがありました。

是非、隙間時間でのキャッチアップにお役立てください。

LINE公式アカウント

NFCタグを活用した新機能「LINEタッチ」の提供開始

「LINEタッチ」は、スマートフォンを専用のNFCタグにかざすだけで、「LINE公式アカウント」や「LINEミニアプリ」などをスムーズに起動し、友だち追加・クーポン取得・会員証表示・モバイルオーダーなどの「LINE」上のサービスをシームレスに利用できる機能です。

ユーザーはLINEミニアプリの検索や、カメラアプリを起動してQRコードの読み取りをすることなく気軽に各種サービスが利用できるため、ユーザーの来店促進や顧客体験向上を可能です。

新機能「LINEタッチ」
画像引用:LINEタッチ|LINEヤフー for Business

LINEタッチはNFCタグを貼る・置くだけで導入でき、用途や目的に応じてスタンドタイプ/ステッカータイプの2種類から選択できます。継続費用は不要です。

LINEタッチのタイプ
画像引用:LINEタッチ|LINEヤフー for Business

タッチ後の誘導先の設定はLINE Official Account Managerで行うことができ、LINE公式アカウントの「プロフィール」「クーポンリスト」「ショップカード」、LINEミニアプリの「注文」「会員証」などに誘導することができます。

また、タッチされた回数や利用者数なども可視化できるため、来店促進やキャンペーン参加の効果を定量的に把握し、オフライン施策の最適化を図ることができます。

主な利用シーン例:

  • レジ横/会計時:タッチでクーポンやショップカードを表示
  • 店内/施術中:LINE公式アカウントへの友だち追加誘導
  • 卓上/食事中:モバイルオーダー(LINEミニアプリ)を起動
  • イベント会場:スタンプラリーやキャンペーン参加
  • 順番待ち/入場時:受付や抽選エントリーの画面(LINEミニアプリ)を起動

■利用条件

  • LINEタッチの利用開始には、認証済のLINE公式アカウントが必要です。認証済アカウントの詳細は、こちらからご確認ください。
  • NFCタグは、LINE Official Account Managerのメニュー「LINEタッチ」よりご購入いただけます。
  • NFCタグをアカウントに登録するためには、アプリ版のLINE Official Account Managerが必要です。

詳細については下記ページをご覧ください。
https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/line-touch

LINEヤフー、NFCタグを活用した新機能「LINEタッチ」の提供開始https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/019863

プロフィール画面のボタンクリック計測が可能に

刷新された「ビジネスプロフィール」に表示可能なアクションボタンについて、ボタンごとのクリック数が確認できるようになる予定です。

■クリック数を確認できるボタン

  • 通話
  • LINEコール(無料)
  • 投稿
  • クーポン
  • LINEで予約
  • メンバーシップ
  • ショップカード
クリック数を確認できるボタン

■対象画面
[分析]>[プロフィール]

【実施日】
2026年1月28日(水)
※日程が変更になる場合がございます。
※「友だち追加」「トーク」「ブロック解除」のボタンは対象外です。
※2025年10月22日(水)以降の数値が確認いただけます。
※ターゲットリーチが10人以上、かつ指定した期間においてボタンごとにクリックしたユーザーが10人以上いる場合に数値が確認できます。

【仕様変更】「プロフィール」の分析について
https://manager.line.biz/announce/100020767

ユーザーがLINE公式アカウントへファイルを送信できるように

LINEアプリのトークルームから、LINE公式アカウントに対してPDFやExcelなどのファイルを送信できるようになりました。これにより、契約書や申込書など、確認が必要な資料のやりとりをLINE公式アカウント上でできるようになります。

送信されたファイルはLINE Official Account Manager「チャット」画面からダウンロードすることができます。

■ 送信できるファイル
・1ファイルあたりの最大サイズ:1GB
・1日あたりの送信可能容量:1GB

■ ファイル送信ボタンの表示条件
設定>アカウント設定の「写真や動画の受け取り」が「受け取らない」に設定されている場合、 LINEユーザーにファイル送信アイコンは表示されません。

【機能追加】「LINEチャット」のファイル受信・ダウンロード対応についてhttps://manager.line.biz/announce/100020905

AIチャットでよくある質問(FAQ)への自動対応ができるように

LINE公式アカウントのトーク上で、登録済みのQ&Aから最適な回答を自動で返信する「AIチャットボット(β)」がリリースされました。

例えば、お問合せの多い質問例と返信内容を予め登録しておくことで、登録済みの質問例から最適な回答を自動返信するため、お問合せ対応の負荷を軽減することができます。

AIチャットボット(β)の自動対応イメージ

実際にLINEでのお問合せにご利用頂くには、「LINEチャット」の有料オプション「チャットProオプション」のご契約が必要です。

また、LINEヤフー社が定める、または利用対象外と判断されている業種のLINE公式アカウントについては機能提供されません。詳細についてはこちらをご確認ください。

チャットProオプションをご契約される前に、以下を必ずご確認ください。

  • LINE Official Account Manager [自動応答]メニュー配下に「AIチャットボット(β)」が表示されている
  • LINE Official Account Manager チャットProオプション購入画面に「AIチャットボット(β)」の記載がある

※LINEヤフー認定パートナーが開設・管理しているアカウントの場合は確認方法が異なりますので、担当のLINEヤフー認定パートナーへご確認ください。

機能概要や設定方法については以下をご確認ください。
https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/service-information/ai-chatbot
https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/aichatbot

【提供開始】「AIチャットボット(β)」について
https://manager.line.biz/announce/100021096

LINE API

LINE公式アカウント: インプレッション計測に関するドキュメントの公開

LINE公式アカウントでメッセージを配信・分析していると「今月はインプレッションの数値が急に下がった」などと疑問に思われたことはありませんか?

今回、インプレッションの計測ロジックについてのドキュメントが公開されました。

例えばインプレッション計測がされる条件の1つである「メッセージの吹き出しがトークルーム上に100%表示されていること」や、「リッチメニューとメッセージが重なって表示されている場合の計測への影響」などを具体例や図を交えて解説されており、効果的なメッセージ配信につながる内容が盛り沢山なドキュメントとなっています。

インプレッション計測ロジックのドキュメント例
画像引用:インプレッションを計測する|LINE Developers

詳細については下記ページをご覧ください。
https://developers.line.biz/ja/docs/messaging-api/measure-impressions

『Messaging APIドキュメント』にインプレッションの計測に関するドキュメントを追加しましたhttps://developers.line.biz/ja/news/2025/11/10/measure-impressions

LINE Developersコンソール: 統計情報タブで送信メッセージ数を確認できる機能の提供を終了

LINE DeveloperのMessaging APIチャネルの画面では、送信したメッセージ数などを確認する「統計情報」タブがあります。
2025年7月31日に告知があったとおり、「統計情報」タブで表示している下記情報が2025年11月26日をもって削除されました。

  • 送信メッセージ
  • 電話番号を利用した送信メッセージ
  • Identifier For Advertisersを利用した送信メッセージ(IFA)
  • Phone

送信メッセージ、電話番号を利用した送信メッセージを確認したい場合は、今後はMessaging APIの「メッセージの送信数を取得する」エンドポイント、またはLINE Official Account Manager 分析画面をご利用ください。

LINE Official Account Manager 分析画面での確認方法は下記ページでもご紹介しております。あわせてご覧ください。

2025年11月26日をもって、LINE Developersコンソールの統計情報タブで送信メッセージ数を確認できる機能の提供を終了しました
https://developers.line.biz/ja/news/2025/11/26/console-statistics

まとめ

来月もこのような形でお役立ち情報をまとめてお届けする予定です。

また、ソーシャルPLUSでは、サービスの最新情報や、LINE活用事例記事、「LINE公式アカウント徹底活用ブログ」の更新情報などを週1〜2回お届けしています。

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諏訪 江美

株式会社ソーシャルPLUS CSチーム
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」のカスタマーサクセスとして、導入時〜導入後までの活用まで幅広くサポート。前職では情報システム部としてシステムの運用保守を担当。

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