LINE公式アカウントでアンケートを活用!ユーザーデータの取得からセグメント配信までの実践法

LINE公式アカウントでユーザー一人ひとりに合わせたコミュニケーションを行うためには、友だちの属性や興味・関心といったユーザー情報の取得・活用が欠かせません。

LINE公式アカウントの標準機能だけではできないユーザーの興味・関心にあわせたセグメント配信を、開発リソースをかけずスピーディに導入したいーそんな時におすすめしたいのが、LINE拡張ツールを利用した「アンケート」です。

LINE拡張ツールの「アンケート」機能を活用することでユーザーから情報を収集・蓄積し、そのデータを基に、効果的なセグメント配信が可能になります。

LINE公式アカウント「リサーチ」で行うアンケート

LINE公式アカウントの標準機能には、LINEユーザーへのアンケートを実施し回答データを集計できる「リサーチ」という機能があります。

ただし、「リサーチ」は、あくまでも匿名調査で、どの友だちがどの回答をしたのか等ユーザーと紐づいた形での回答結果を得ることはできません

つまり、「リサーチ」はユーザー層ごとのニーズや意見を把握する目的に適している一方で、セグメント配信などのコミュニケーションに活用することはできません。

そのため、アンケートを通じてユーザー情報を取得し、それらの情報をコミュニケーションに活用するには「アンケート機能」をもつツールの導入がおすすめです。

LINE拡張ツールの「アンケート機能」でできること

例えば、ソーシャルPLUSが提供するLINE拡張ツール「Message Manager(メッセージマネージャー)」では、LINE公式アカウントの友だちにアンケートを募り、アンケート結果に応じたセグメントメッセージを配信する機能を提供しています。

アンケートを通じて、友だちの理解が深まるだけでなく、興味・関心にあわせたメッセージ配信が可能になります。

▼LINE拡張ツールのアンケート機能でできること

  • 自由な設問を設定してアンケートを作成
  • 回答データを友だちに紐づけて取得・蓄積
  • 収集した情報をもとにセグメント配信
LINE公式アカウントで活用するアンケート機能

LINE拡張ツールでアンケートを活用するメリット

開発不要!友だちの情報を新たに取得・収集できる

LINE拡張ツールのアンケート機能では、以下のように自社サービスにあわせ柔軟に設問を設定できます。

▼アンケート活用例

  • EC:複数ブランドの中で「好きなブランド」を質問
  • コスメ:スキンケアのお悩み(美白/アンチエイジングなど)を質問
  • 人材:希望職種・勤務地・経験などを質問

尚、顧客情報を活用した配信の代表的なものに、LINEログインを活用し、LINEのID連携※1で自社顧客データを活用する方法もありますが、会員登録済ユーザーに限定されます。
LINE拡張ツールのアンケート機能を併用することで、非会員のライトユーザーの情報も取得でき、今後のID連携や会員登録へとつなげるコミュニケーションが可能です。

また、ID連携でデータ活用する場合は、LINEログインなどの開発が必要になる一方で、ツール導入だけで柔軟なセグメント配信が実現できる点もメリットです。

※1:LINEのID連携とは、自社サービスの会員IDとLINEアカウントを紐付けることです。ID連携を行うと、企業のLINE公式アカウントの友だちが自社データベース上のどの会員なのかを判別できるようになり、購買データや行動履歴をもとにユーザー単位でのセグメント配信やリッチメニューの出し分けが可能になります。なお、LINEアカウントと紐づいた行動データの取得・活用にはユーザーの許諾が必須となります。‍

セグメント配信で費用対効果がアップ

取得した情報をもとにユーザーの興味・関心に基づいたセグメント配信を行うことで、次のようなメリットがあります。

  • 配信コストの削減:必要なユーザーにのみメッセージを届けることで無駄な配信が削減できます。
  • エンゲージメントの向上:ユーザーの関心にマッチした情報を届けることで、メッセージの開封率・クリック率・CVRが向上します。
  • 配信効果の可視化:セグメントごとの配信結果を比較・分析し、改善につなげられます
  • ブロック防止:関心のない情報で通知が増えるとブロックされてしまう可能性もありますが、パーソナライズ配信によりそのリスクを軽減できます。

その結果、LINE公式アカウントの費用対効果を高めることにつながります。

欲しい情報だけを受け取ることができユーザー体験が向上

ユーザーは自分に必要な情報だけを受け取れるためユーザー体験の質が向上します。
例えば、自治体の運営するLINE公式アカウントの中には、あらかじめ「受信設定」でどんな情報を受け取りたいかを設定できるものがあります。
例えば、子供のいる世帯だと子育てや教育に関するお知らせや情報はタイムリーに受け取りたいですよね。
筆者も利用してますが、必要な情報だけが届くので非常に快適かつ便利だなと感じています。

以下のような受信したい情報カテゴリの設定もアンケートを活用すれば実現可能です。

▼例:

  • 子育て
  • 学校
  • 税金
  • 各種届出
  • 防災・気象情報
  • 健康・暮らし
  • ごみの日
福岡市LINE公式アカウント(受信設定)
(画像引用:福岡市LINE公式アカウント  )

こんな使い方も!アンケートをきっかけに友だち追加が増える

アンケート回答をきっかけに、副次的にLINE公式アカウントの友だちが増える効果も期待できます。

アンケートURLはLINE以外の媒体にも展開できます。これまでLINE公式アカウントを認知していなかったユーザーにアンケート回答を促すことで友だち追加にもつながります。

  • 店舗のPOPやチラシにQRコードを掲出
  • Webサイトやメールで案内
LINE拡張ツールでのアンケート回答の流れ

LINE拡張ツールのアンケートを効果的に活用するためのポイント

このように、LINE拡張ツールのアンケート機能にはたくさんのメリットがあります。

アンケートを効果的に活用するためには、できるだけ多くの友だちに回答してもらえるような工夫もセットで考えましょう。

  • インセンティブ設計
    • アンケート回答いただいたお礼にクーポンを配信するなど、アンケート回答のインセンティブを用意
    • ユーザーにとってのメリットをわかりやすく伝える
  • ユーザーフレンドリーな設問構成
    • アンケートの設問数を適度に抑える
    • フリーテキストでの回答は最小限に
    • 回答時間の目安を記載する(例:全5問、約1分)
  • アンケートを実施していることを広く告知する
    • LINEのメッセージだけでなく、Web・SNS・チラシなど他のチャネルを活用して広く告知する

Message Manaerのご紹介

ソーシャルPLUSが提供するLINE拡張ツール「Message Manager(メッセージマネージャー)」では、LINE公式アカウントの友だちにアンケートを募り、アンケート結果に応じたセグメントメッセージを配信する機能を提供しています。

アンケート機能では自由に設問を設定でき、回答結果をタグづけできます。アンケートを通して属性や興味関心など友だちの情報を収集・蓄積でき、これらの情報を活用することで効果的なセグメント配信が可能です。

アンケートを活用した効率的なコミュニケーションをご検討中の方は、ぜひMessage Managerの導入もご検討ください。

お問い合わせはこちら:https://www.socialplus.jp/inquiry

松元 由布子

株式会社ソーシャルPLUS マーケティングチーム
ソーシャルログイン・ID連携サービス「ソーシャルPLUS」及びLINE連携Shopifyアプリ「CRM PLUS on LINE」のマーケティング担当。主にブログメディア運営やコンテンツマーケティングに従事。
”わかりやすく伝える”ことで誰かのお役に立てればいいなと思っています。

LINE公式アカウントセグメント配信
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